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17日午後の橋下氏と記者団のやりとり(全文)

写真:記者団の取材に応じる橋下徹市長=17日午後7時56分、大阪市北区中之島1丁目、伊藤進之介撮影拡大記者団の取材に応じる橋下徹市長=17日午後7時56分、大阪市北区中之島1丁目、伊藤進之介撮影

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は17日午後、記者団の取材に応じた。やりとりは以下の通り。

橋下氏のこれまでの発言

 Q 西村議員の発言について、内容は?

 橋下氏 報告を受けています。

 Q 党の代表として、離党はしたが、維新の会の議員としては?

 橋下氏 大変申し訳なく思っています。韓国のみなさん、元慰安婦の方々に大変な過ちをおかしてしまったと言いますか、その点については本当に申し訳なく思っています。

 Q 比例単独ということで、維新の会の名前を書いて当選したが、代表の責任は?

 橋下氏 ありますね。候補者擁立の最終責任は僕ですから。候補者を見る目がなかったということで、有権者のみなさんにも大変申し訳なく思っています。

 Q (西村氏の発言は)代表の発言の関連として言っていたが、代表の発言とは全く関係ないものとしてとらえている?

 橋下氏 全く違いますね。韓国の方、元慰安婦の方を侮辱する意図は全くありませんので。

 日本国民は、慰安婦問題については、ずっと背負っていかなければいけない問題ですから、その責任を回避することはありませんし、ましてや自分たちの先祖と言いますか、国がやったことを正当化することは言語道断だが、それに加えて韓国や慰安婦を侮辱することはあってはならないことですね。

 本当に、有権者のみなさんもそうですけど、まずは韓国のみなさんや慰安婦の方々のみなさんには大変申し訳なく思っています。

 Q アメリカの国務省報道官が「侮辱的で言語道断」と発言し、松井知事は今朝「大阪にとってマイナス」と発言しているが、どのように受け取っている?

 橋下氏 僕はアメリカに真剣に考えてもらいたいですね。僕は慰安婦を容認したことは一度もありませんし、英語をしゃべることができませんから、「必要」と言う言葉で、僕は「慰安婦制度を認めた」ということで、世界にニュース発信されてますけど、僕は慰安婦制度を容認する、そんなことは一度も言ったことがありません。

 女性の人権が大切であることも、僕は法律家としてずっと思っていますし、今まで女性の人権を侵害するようなことを容認した発言も一度もしたことありません。

 僕が言いたいのは、日本も悪かった。日本の慰安婦制度も悪かった。これは絶対に二度と繰り返してはいけないことだけど、「女性の人権を」と言うなら、アメリカも何をやったかということをもっと直視してほしい。これはアメリカのみならず、世界各国で、戦場の性において、女性を活用していたのは厳然たる事実なわけですから。

 日本はもちろん悪い。だけれども、日本だけを「性奴隷を活用していた」ということで、日本だけを非難することで、自国がやったことにふたをするのではなく、自分たちがやったことについても、真摯(しんし)に直視してもらいたいですね。ともに女性の人権の向上のために、同じ価値観を持って、未来志向で歩んでいきたいと思いますよ。僕が一番言いたいのは、日本がやったことは悪い、これは当たり前です。これは釈明の余地はありません、日本がやったことは。

 強制連行の有無とか、そういうことを国内でいろいろ議論してますけど、慰安婦の方に対する責任とか日本の責任の問題ではないです。これは日本がやったことは悪いんです。

 ただやっぱり、世界各国が、第2次世界大戦当時、戦場の性の問題として、女性にやったこと、それから、第2次世界大戦以後も、朝鮮戦争やベトナム戦争で、当時の軍が現地の女性にやったこと、日本の占領期において、沖縄県の女性にやったこと、これは世界各国みんな同じようなことをやっているんですよ。

 ですから、アメリカの国務省が、日本を批判するのは当然だと思いますけど、そうであれば、自分たちがやってきたことも直視してもらって、もっと言えば、沖縄の現状。それだけ人権を大切にされているのであれば、沖縄県民の人権が蹂躙(じゅうりん)されている現況について、もっとアメリカ国務省は直視すべきだと思いますね。

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