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GPSロガーの製作 (1)


概要
 トランジスタ技術2008年8月号付録の78k0 USBマイコン基板を用いて、秋月電子通商のGPSレシーバ・モジュール・キット(GPS-52D)からのデータを、MMCカード(SDカードの流用可)に記録するGPSデータ・ロガーを作成しました。
 GPSデータ・ロガーはキャンディ缶に組み込み、携帯できる形にまとめました。
 今回は、製作したGPSデータ・ロガーの概要と、取得したデータのパソコンでの利用を紹介します。
GPSデータ・ロガー

11gaikan.jpg キャンディ缶の上蓋に取り付けられているのがGPSレシーバ・モジュールです。
 キャンディ缶の下側に飛び出しているのがMMCカード(SDカード)です。


11naibuZentai1.jpg キャンディ缶を開けたところです。
 上蓋の裏側から、GPSレシーバ・モジュールから、配線を引き出し、コネクタに接続しています。
 下側のケースには、左から、CPUボード、CPUボード上の円形のものは、GPSレシーバ・モジュール用のバックアップ電池(リチウム・ボタン電池)、中上にリチウム・イオン電池充放電ユニット、中下にMMCカード回路、右側にリチウム・イオン電池を配置しています。

11buhin1.jpg11buhin2.jpg
    部品面の拡大写真です。

GPSデータの利用
 2009年6月7日の金沢市を移動したときの事例です。
  GPSデータ・ロガーが記録したデータは090607.txtで、これをgoogleEarthが認識するデータ形式(090607.kml)に変換します。
 データの変換は、“GPSBabelGUI-2”を利用します。

11GPSBabelGUI-2.jpg あらかじめgoogoleEarthをインストールしておき、その上で変換したデータ・ファイル(090607.kml)ファイルをクリックすると、地図上に移動ルートが表示されます。

11googleEarth.jpg

次回以降の予定
 次回以降、具体的に回路・ソフト設計を紹介していきます。

原 誠


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