経済ソフトバンク、米通信3位スプリント買収へ 安保上の問題クリア、米当局が承認 +(1/2ページ)(2013.5.30 07:34

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ソフトバンク、米通信3位スプリント買収へ 安保上の問題クリア、米当局が承認 

2013.5.30 07:34 (1/2ページ)

 米通信3位のスプリント・ネクステルに対し、ソフトバンクが201億ドル(約2兆450億円)で株式の70%取得を提案している買収計画が、米当局の承諾を得られる見通しになり、買収はほぼ確実になった。外国企業の参入について、安全保障上の問題を審査する最大の難関である対米外国投資委員会(CFIUS)が29日、「問題なし」と発表。これを受け、米連邦通信委員会(FCC)は正式に買収を認める見込みだ。

 すでに、独占禁止法の問題を審査していた米司法省が、「買収による問題はなし」と報告。海外からの投資案件を安全保障上の観点から審議するCFIUSの判断が、注目されていた。

 孫社長は、米議会などが問題視する中国製通信機器をスプリントに導入しないことや、スプリントの子会社が導入ずみの中国製通信機器も、順次置き換えると表明し、28日までにCFIUSと承認条件について合意したもようだ。

 関係者によると、承認の条件は中国製通信機器の排除に加え、スプリントに国家安全保障担当の役員を置くことや、政府関連の機密業務を扱う事業部門の分離が含まれる。スプリントが、傘下の高速データ通信子会社のクリアワイヤを完全買収した場合は、同社の中国製通信機器も除外する必要があるという。

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