UPDATE1: 5月のユーロ圏景況感指数は上昇、危機国の改善がけん引
[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州委員会が30日発表した5月のユーロ圏景況感指数は89.4となり、前月の88.6から0.8ポイント上昇した。エコノミスト予想の89.0も上回った。危機国での大幅改善がけん引した。
ベレンベルク銀行のエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏は、この指標によって、「危機国については最悪期を脱していることがより明確になった。欧州南部諸国での改善は力強かった」と述べた。
ギリシャの景況感指数は5年ぶりの高水準となり、ポルトガルでは1.8ポイント上昇の84.2、イタリアでは1.5ポイント上昇の84.9となった。スペインは0.1ポイント上昇にとどまり、89.8となった。
景況感はドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダでも上昇した。セクター別でも、建設を除く全セクターで上向いた。
第2・四半期に成長率が加速すると予想されているドイツでは、景況感指数は0.6ポイント上昇し、フランスでは0.9ポイント上昇した。
業況指数はマイナス0.76で、前月のマイナス1.04(改定値)から改善した。エコノミスト予想はマイナス0.87だった。
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