電力会社の傲慢さを示すエピソードを紹介しよう。
大阪に御堂筋パレードという27年間続いたピークは120万人集めたイベントがあった。
このイベントがスターとするとき大阪の中では不思議な事が起きマスコミ業界などでは話題になった。
大阪財界は一に関西電力、二が大阪ガス。大阪で何か事を起こすときはこの二つの会社にまずご報告申し上げ、ご賛同頂いて始めなければ物事が動かないし、協賛金も貰えない不文律があった。しかも、お話を持ち込むのも関電が先で無ければ全てご破算になりその話は二度と復活できない。
奉賀帳の一頁目は関西電力、2頁目が大阪ガス。この二つが揃わないと大阪財界の会社は動かない慣習も厳然としてあった。
御堂筋パレードを立ち上げたのは知事選挙と市長選挙が同時に行われた時の保守勢力の仕掛けだった。、話の主導を果たしたのは自民党の大阪府連などであったためにイベントをやるときのしきたりなど無視してどんどん進んでしまった。
マスコミが報じた後、関電と大阪ガスに話が持ち込まれた。関電には当時天皇がいて順番を間違えたと見向きもしてくれなかった。ガスに行ったら関電さんが了承しないイベントには協力できないと参加を断わった。
大阪ガスの本社は御堂筋の真ん中あたりに聳え立っているにも関わらず、大阪中の市民が参加したり見にきたりするイベントに大阪の盟主の2社が関西電力への手続きのミスで出てこなかった。
関西電力の天皇の威厳は誰も犯すことが出来なかった。大阪の朝日をはじめとする新聞社もテレビ局もこれにあがらう事は出来なかった。
今から30年前4代目の大阪駅、アクティ大阪が出来たときの運営会社の役員は、会長ポスト関電、社長ポスト大阪ガスのそれぞれトップが就任した。大蔵省出身の時の国鉄総裁が大阪財界のしきたりを知っていたため依頼し資本の参加もお願いした。
私は、この巨大ビルのオープンイベントのプロヂューサーとして担当したが、国鉄出身の人達はこのしきたりが分からず苦労した。おかげで進んでいた話が関電の天皇に怒りを買い突然中止になったことも何回もあり我々にとばっちりが来た。
表に出てない話だが、会社の実質的な社長として国鉄本社から着任していた専務はビルが完成前に突然解任になり別の人が急遽やってきた。この解任劇も関電の天皇にある話を手続きしなかった事から逆鱗に触れ、電話一本で国鉄総裁が脅され総裁は従った。
理由は、ビルの中に動入したテレビのサテライトスタジオが関電の天皇が社外役員をしている放送局ではなかったため。
私が勤務した広告会社で関電の担当営業がすぐ横に座っていたので、関電の体質などを何回も教えてもらったが聞きしに勝る体質だった。まずは役員にまで行くキャリアの人は退職金が会社から3回貰えるらしい。とにかく信じられない高待遇で所持しているスポーツのグランドとか公営企業のニュアンスを突き抜けていた。
面白いのは20数年前に大阪にJR西が出来て、同じような体質の巨大企業として大阪財界の盟主争いが始まると囁かれ、はじめて関電がマスコミを含め頭を低くして付き合いだし、テレビの広告費などは突如5倍以上に膨れ上がった。
ただ、ある時、関電の天皇の侍従長見たいな専務があまりにも天皇の威を勝手に振り回し横暴を極めたために、天皇の威厳を剥ぎ取るクーデターが起きて少し世間の見る目が変わり普通の会社になってきた。
それでも、多くの社員に染み付いた傲岸不遜の体質はなんら変わることが無い。
先日、JRの役員出身の方と旧交を温める会に出て、電力会社の体質論に話が及んだが、関電の電力を一番買っているのはJR西らしいが、いまでも、電気を使わしてやっているスタンスは変わること無く来ているらしい。
東電は、東京にあり政府のお膝元で何十年間も官僚のトップを副社長として迎え、また、時の政権政党としっかりと結びついてきた事でもあり、ここを動かすのは相当エネルギーがいるだろう。
菅総理が深夜怒鳴り込んだのは、多分、言うことも聞かず舐められた扱いをされた結果の事だろう。民主党も菅総理も今回の事件が起きるまで東電に認知されていなかった事を象徴する事件。
自民党時代、時の総理が来阪したら必ず時間を取り、関電の天皇のご機嫌を伺うと言われていた。ただ、よく考えると、この天皇が自民党の主要な議員に配っていたお金は半端ではなかったことの証明。考えたらこのお金も経費として電気料金のコストに跳ね返っていた。
東京電力の体質も多分根元は一緒だろう。
大阪に御堂筋パレードという27年間続いたピークは120万人集めたイベントがあった。
このイベントがスターとするとき大阪の中では不思議な事が起きマスコミ業界などでは話題になった。
大阪財界は一に関西電力、二が大阪ガス。大阪で何か事を起こすときはこの二つの会社にまずご報告申し上げ、ご賛同頂いて始めなければ物事が動かないし、協賛金も貰えない不文律があった。しかも、お話を持ち込むのも関電が先で無ければ全てご破算になりその話は二度と復活できない。
奉賀帳の一頁目は関西電力、2頁目が大阪ガス。この二つが揃わないと大阪財界の会社は動かない慣習も厳然としてあった。
御堂筋パレードを立ち上げたのは知事選挙と市長選挙が同時に行われた時の保守勢力の仕掛けだった。、話の主導を果たしたのは自民党の大阪府連などであったためにイベントをやるときのしきたりなど無視してどんどん進んでしまった。
マスコミが報じた後、関電と大阪ガスに話が持ち込まれた。関電には当時天皇がいて順番を間違えたと見向きもしてくれなかった。ガスに行ったら関電さんが了承しないイベントには協力できないと参加を断わった。
大阪ガスの本社は御堂筋の真ん中あたりに聳え立っているにも関わらず、大阪中の市民が参加したり見にきたりするイベントに大阪の盟主の2社が関西電力への手続きのミスで出てこなかった。
関西電力の天皇の威厳は誰も犯すことが出来なかった。大阪の朝日をはじめとする新聞社もテレビ局もこれにあがらう事は出来なかった。
今から30年前4代目の大阪駅、アクティ大阪が出来たときの運営会社の役員は、会長ポスト関電、社長ポスト大阪ガスのそれぞれトップが就任した。大蔵省出身の時の国鉄総裁が大阪財界のしきたりを知っていたため依頼し資本の参加もお願いした。
私は、この巨大ビルのオープンイベントのプロヂューサーとして担当したが、国鉄出身の人達はこのしきたりが分からず苦労した。おかげで進んでいた話が関電の天皇に怒りを買い突然中止になったことも何回もあり我々にとばっちりが来た。
表に出てない話だが、会社の実質的な社長として国鉄本社から着任していた専務はビルが完成前に突然解任になり別の人が急遽やってきた。この解任劇も関電の天皇にある話を手続きしなかった事から逆鱗に触れ、電話一本で国鉄総裁が脅され総裁は従った。
理由は、ビルの中に動入したテレビのサテライトスタジオが関電の天皇が社外役員をしている放送局ではなかったため。
私が勤務した広告会社で関電の担当営業がすぐ横に座っていたので、関電の体質などを何回も教えてもらったが聞きしに勝る体質だった。まずは役員にまで行くキャリアの人は退職金が会社から3回貰えるらしい。とにかく信じられない高待遇で所持しているスポーツのグランドとか公営企業のニュアンスを突き抜けていた。
面白いのは20数年前に大阪にJR西が出来て、同じような体質の巨大企業として大阪財界の盟主争いが始まると囁かれ、はじめて関電がマスコミを含め頭を低くして付き合いだし、テレビの広告費などは突如5倍以上に膨れ上がった。
ただ、ある時、関電の天皇の侍従長見たいな専務があまりにも天皇の威を勝手に振り回し横暴を極めたために、天皇の威厳を剥ぎ取るクーデターが起きて少し世間の見る目が変わり普通の会社になってきた。
それでも、多くの社員に染み付いた傲岸不遜の体質はなんら変わることが無い。
先日、JRの役員出身の方と旧交を温める会に出て、電力会社の体質論に話が及んだが、関電の電力を一番買っているのはJR西らしいが、いまでも、電気を使わしてやっているスタンスは変わること無く来ているらしい。
東電は、東京にあり政府のお膝元で何十年間も官僚のトップを副社長として迎え、また、時の政権政党としっかりと結びついてきた事でもあり、ここを動かすのは相当エネルギーがいるだろう。
菅総理が深夜怒鳴り込んだのは、多分、言うことも聞かず舐められた扱いをされた結果の事だろう。民主党も菅総理も今回の事件が起きるまで東電に認知されていなかった事を象徴する事件。
自民党時代、時の総理が来阪したら必ず時間を取り、関電の天皇のご機嫌を伺うと言われていた。ただ、よく考えると、この天皇が自民党の主要な議員に配っていたお金は半端ではなかったことの証明。考えたらこのお金も経費として電気料金のコストに跳ね返っていた。
東京電力の体質も多分根元は一緒だろう。