「原発さえなければ」自殺男性の遺族が東電を提訴(05/30 17:26)

 原発事故を苦に自殺した酪農家の男性の遺族が東京電力を提訴しました。

 福島第一原発の事故後の一昨年6月、福島県相馬市の酪農家・菅野重清さん(当時54)が、「原発さえなければ」と書き残して自殺しました。遺族は、原発事故によって酪農を続けられなくなって自殺に追い込まれたとして、東京電力を相手取り、1億2000万円余りの損害賠償を求めて東京地裁に裁判を起こしました。
 重清さんの妻・菅野バネッサさん(35):「原発なければ、お父さんまだ生きてる」
 バネッサさんは、重清さんについて「いつも寂しくて夢に出てくる」「毎日、牛乳を捨てざるを得ず、夢がなくなっていた」と話しました。

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