'13/5/25
高速4号と山陽道接続検討へ
広島県と広島市は24日、市中心部と北西部の開発エリア「ひろしま西風新都」をつなぐ広島高速4号を延伸し山陽自動車道と接続する計画の具体化へ検討を始めることに合意した。接続道のルートや採算性を調査し、事業化の可否を判断する。
現在の4号の区間は2001年10月に開通した西区中広町1丁目―安佐南区沼田町の4・9キロ。県と市が共同出資する広島高速道路公社が建設、管理し、1日約1万6500台が通行する。
沼田出入り口の北西約1キロ先を、山陽道が横切る。西約1キロにある五日市インターチェンジ(IC)との行き来には、県道広島湯来線を通る必要がある。
県、市は公社や国と7月にも検討に入る。沼田出入り口を直進する形で山陽道に取り付ける▽五日市ICでつなぐ―などのルート案や採算性を慎重に検討する。
県、市は広島高速の計画段階から4号を五日市ICに接続する計画を描いたが、近くの広島修道大をどう迂回(うかい)するかがネックで本格検討していなかった。
広島高速3号が来年3月に全通する予定で、5号も事業再開を決め、次段階として4号延伸を検討することにした。西風新都の人口増による周辺道路の渋滞緩和も狙う。