[チェコ発] 児童ポルノを容易に入手できる環境下では、子供に対する性的虐待が減少することが米ハワイ大学によるチェコの事例研究から明らかになった。同研究は今月、性科学系学術誌のオンライン版で出版された。
児童ポルノの単純所持が違法ではないデンマークと日本でも同様の研究が過去に実施されたが、どちらも子供に対する性的虐待が減少しており、今回の研究結果はこれと一致する。
チェコ共和国では1948年から1989年まで、ポルノは固く禁じられ、警察が厳しく取り締まっていた。
しかし、国の民主化(1989年)に伴いポルノも解禁され、1990年までに性的に露骨なマテリアルの供給と消費が激増した。児童ポルノの所持さえ犯罪行為ではない時代が到来したのである(ただし、2007年に
法改正され現在は違法)。
このシフトに着目したハワイ大学のミルトン・ダイアモンド教授らは、露骨な性描写の合法化が、チェコの性犯罪にどんな変化をもたらしたのか調査した。
そのため、研究班はチェコの内務省から入手した性犯罪に関するデータを分析、ポルノ解禁前の15年間と解禁後の18年間を比較した。
その結果、ポルノが合法化され普及した後も、強姦を始めとする性犯罪の認知件数は増加していないことが判明した(図)。
図 強姦、児童性的虐待、及び軽度の性犯罪の認知件数
1971年ー2009年 とりわけ注目すべきは、児童ポルノが容易に入手可能になった1989年以降、児童性的虐待の認知件数が大幅に減少していることーー
デンマークや
日本でも見られた現象ーーである。
その他、公然わいせつやのぞき等、より軽度の性犯罪の認知件数も著しく減少していた。
調査結果は、児童ポルノには代用品として子供に対する性的虐待を抑止する効果があることを示唆しており、同研究班は生身の子供を使った児童ポルノは容認しないものの、非実在青少年を使った児童ポルノ(アニメ、漫画等)は子供を性被害から守るのに有効であると見ている。
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- 2010-12-09 17:15
- 愛と性
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>その他、公然わいせつやのぞき等、より軽度の性犯罪の認知件数も著しく減少していた。
当たり前だ!
児童ポルノ規制や公然わいせつ規制は正に"男女共同参画"等に違反する酷い規制だ!