丹羽宇一郎駐中国大使と新潟県の泉田裕彦知事らは7日、吉林省長春市で同省トップの孫政才共産党委員会書記と会談した。丹羽、泉田両氏は中国と北朝鮮国境の図們江(北朝鮮名、豆満江)の開発プロジェクトの推進に期待感を表明、孫氏も日本からの投資促進を歓迎した。
図們江開発について丹羽氏は「経済発展の鍵になるのではないか」と指摘、泉田氏も大連港経由での日本との貿易ルートよりもコスト削減や時間短縮を図れるとして「吉林省からの輸入拡大を視野に入れて交流を進めたい」と語った。これに対し、孫氏は「強力に推し進める」と前向きに応じた。
泉田氏は図們江開発について「順調に進んでいると確認が取れたことは頼もしく感じている」と語った。
産経ニュース2011年9月7日 |