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部活動指導でガイドライン5月27日 12時19分
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文部科学省の有識者会議は、体罰を巡る問題が相次いだことを受けて、「勝つことのみを重視し過重な練習を強いることがないよう求める」などとする部活動指導のガイドラインを取りまとめました。
文部科学省で開かれた有識者会議で、下村文部科学大臣は、「体罰によらなくても世界に通用する人材は育成できる。ガイドラインによって、現場で、これまでより積極的、効果的な指導が行えるようにしたい」と述べました。
このあと、座長を務める早稲田大学の友添秀則教授が、部活動指導のガイドラインの最終案を示し、了承されました。
それによりますと、部活動について、「勝利を目指すことは自然なことであり、それを学校が支援すること自体が問題とされるものではない」とする一方で、「勝つことのみを重視し、過重な練習を強いることがないよう、バランスの取れた指導が求められる」としています。
そして「許されない指導」の具体例として、熱中症になることが予想されるような状況で水を飲ませずに長時間ランニングをさせることや、特定の生徒に対して、独善的に、執ようかつ過度に負荷を与えることなどを挙げています。
一方で、「認められる指導」の具体例として、生徒に練習の意味を理解させたうえで、バレーボールで反復してレシーブをさせることなどを挙げています。
文部科学省は近く、このガイドラインを、各都道府県の教育委員会などを通じて全国の学校に通知することにしています。
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