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'13/5/27

路線バス改造し移動販売車に



 スーパーの広電ストア(広島市中区)は8月をめどに、中古路線バスを改造した移動販売車を広島市内の団地で走らせる。高齢化が進み、買い物に困る住民が今後も増えるとみて参入する。同社によると、大型バスを使った移動販売は全国的にも珍しいという。

 「ヒロデンジャー号」と名付け、親会社の広島電鉄(同)の車両を改造する。約1500万円かけて冷蔵や冷凍設備を取り付け、野菜や魚、パン、調味料など千種類を載せる。販売地点として集会所の駐車場などを想定。運転は広電の運転手、接客はスーパーの担当者が担う。3年以内に5台に増やす。

 走らせる団地は未定。説明をして回ったうえで、地元の要請が強い派遣先を選ぶ。

 将来的には専門業者と提携し、車内の情報端末を使ってカタログから衣料品や家電も買えるようにする。旅行やリフォームの相談に対応する構想もある。1カ所でなんでもそろうワンストップサービスの実現を目指す。

 当初は、過疎の影響で店舗が減った山間部で走らせる計画だった。しかし、坂道が多い都市周辺の団地でも住民が困っている実情が新聞報道で明らかになり、団地に商機があると判断。計画を切り替えた。

 広電グループの強みを生かし、大型バスを導入。品ぞろえを充実させて、利用者をより増やす。道の狭い団地では、小さめの路線バスを転用することも視野に入れる。

 広電ストアは「移動式の食料雑貨店にとどまらせず、さまざまなものがそろう総合的な店舗を実現したい」としている。

【写真説明】移動販売車に改造する路線バス。夏には商品を載せ、団地を回る




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