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米無人機攻撃 タリバン幹部殺害か
5月30日 0時24分

米無人機攻撃 タリバン幹部殺害か
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パキスタン政府は、国内でテロを繰り返しているイスラム過激派組織の有力幹部が、アメリカの無人機による攻撃で殺害されたという見方を示す一方で、攻撃は、パキスタンの主権を侵害しているとして、抗議の声明を発表しました。

パキスタン北西部で、29日朝、アメリカの無人機が、上空から村の民家を狙って、ミサイル2発を撃ち込み、この家にいた武装勢力のメンバー6人が殺害されました。
パキスタンの治安当局は、NHKの取材に対して、死者の中に、国内最大のイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」のナンバー2に当たるラフマン幹部がいたという見方を示しました。
一方で「パキスタン・タリバン運動」のスポークスマンは、NHKの電話取材に、「事実確認できない」と話しています。
パキスタンでは、先の選挙で勝利し、次の首相になる見通しのシャリフ元首相が、「パキスタン・タリバン運動」に対して、武力よりも対話を通して問題解決の糸口を探る方針を表明していました。
治安当局の間では、ラフマン幹部の死亡が事実であれば、組織にとって大きな打撃で、対話に応じる可能性が高まるという見方が出ている一方、報復テロが起きるという見方もあり、今後、どのような影響があるのか注目されています。
一方、パキスタン外務省は、29日、「アメリカによる無人機の攻撃は、われわれの主権を侵害している。重大な懸念を表明する」とする抗議の声明を発表しました。

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