EU、財政再建目標断念 成長重視に転換【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の欧州委員会は29日、加盟国の経済・財政に関する勧告を発表した。欧州債務危機対策として各国に課していた財政再建の目標達成を断念して、期限を先送りするなど緊縮策を緩和し、経済成長を重視する政策への転換を表明した。 債務危機の影響で、ユーロ圏17カ国は6四半期連続のマイナス成長と1999年のユーロ導入以来最悪の景気後退に陥っている。財政緊縮が景気を一層悪化させ、失業増を招くという「負の連鎖」からの脱出を目指す。 【共同通信】
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