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日銀 円安で経常黒字1兆円超
5月30日 5時5分

日銀 円安で経常黒字1兆円超
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日銀は、昨年度・平成24年度の決算を発表し、円安が進んだことで保有する外国債券などを円に換算した際の価値が増えたことから、経常利益は、中間期の巨額の赤字から一転して、1兆円を超える黒字となり、5400億円余りを国に納めることになりました。

日銀が発表した昨年度の決算によりますと、経常利益は、前の年度より5900億円余り増加して、1兆1316億円となり、平成13年度の決算以来、11年ぶりの高い水準となりました。
これは大規模な金融緩和への期待から円安が進んだことで、日銀が保有する外国の債券などを円に換算した際の価値が増えたことによるものです。
去年9月の中間期は、円高によって1800億円を超える巨額の経常赤字となっており、円安は、日銀の収益も大きく改善した形となっています。
この結果、日銀が国に納める納付金は、前の年度より440億円余り増えて、5472億円となりました。
また、日銀の総資産をみると、白川前総裁の下で進めた金融緩和によって大量の国債を買い入れたことで、前の年度に比べ18%増えて164兆8127億円となり、年度としては過去最高となりました。
日銀は、黒田総裁の下で、過去に例のない規模での金融緩和を行っており、日銀の総資産は、今後もさらに膨らむことになりそうです。

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