『耳をすませば』の天沢聖司くんみたいな人です。笑
一見、意地悪だけど本当は優しくって相手想いで
才能があって真っ直ぐで(〃▽〃)←ベタ褒め
彼の名前は“セイジ”とも読めるので
とりあえずセイジくんで。笑
ちなみに『耳をすませば』は、彼が好きだといっていたので
早速借りてきたのです。笑
そしたらなんとほんのわずかだけど“ラピスラズリ”という単語が出てきて
かなり驚きました。
なんていうか、すべての物事は繋がっているんです。ね。
彼に出逢ったのは1月、絶対合うと思う、とお互いがお互いの友人に言われていたからか
たぶん逢ったとき「え?そうかな?」という思いが互いにあったことは否めず
何となく続けていたメェルが途中で途切れたときに
うん、やっぱりね、と思い
もはやこれまでだと思っていました。
ところが意外に向こうからは
なんともなかったかのように
何でもないメェルが来る。
特段まりのことを気に入った様子もないくせに
何のためのメェルなのかがよく解らなかったまりは段々イライラしてきて(笑)
もうサッサと白黒つけようぢゃないか!と
思い切ってご飯に誘ってみたのです。
こーゆうところ、自分は結構男勝りというか
行動派なのです。
そうしたら、あまり気乗りしない返事が!!笑
あー!もういい!もういい!サヨオナラ!!
と思い
完全に“次♪次♪”と思っていたら
しばらく経ったある日突然
「明日ご飯行かない?」なんてメェルが!!
あーーー!何なの?!何なの?!
と思いながらも
まぁこれでアリかナシかを完全に見極めよう!と思い
行ってみたのです。
まぁこの時点で
何ていうか、彼はたぶん凄く自分のペースがある人で
悪く言えば気分屋なのかもしれない、なんて分析をしていました。
そしてついでに何故自分がこんなに翻弄されているのかを考えたとき
彼のことが好きなのか?!と自問してみましたが
よく解らず。
初めて逢ったとき
へーいいじゃん♪とは思ったものの(何様w)
彼には「まり」の需要はない、と思ったのです。
自分は、“「まり」を好きになってくれる人”を正確に見分けることができます。
そーゆう人を自分が好きになればうまくいくのです。
けれど彼はまりの経験上、“「まり」を好きになってくれる人”ではなかったのです。
でもだからといってどーゆう人がタイプなのかもまるで解らなかったのです。
だからまりは少し怖かったのです。
彼を好きになり、彼に好きになってもらえないことが。
自分の一番苦手なタイプは、理想の解らない人です。
この人はこーゆう人が好きなんだろうな、というのが解れば
それを演じればいいのです。
その人の理想がまりの演じられないタイプであったなら
その人を好きにならなければいいのです。
ところがどんな人が好きなのか解らないままその人を好きになってしまうと
もしかしたら彼の嫌いなタイプを演じてしまう可能性もあります。
そのときの後悔ったら!
だから理想の解らない人は苦手なのです。
まりは傷つくことを極端に恐れているのです。
それでバレンタインの前日、2人で飲みに行きました。
手応えはありました。
まり自身、彼をいいなと思いました。
可愛い自分も演じられたはずです。
それでその週の日曜日、スノボーに行くことになったのです。
それは彼の中で
「まりとどこか」→スノボー
ではなく
「スノボーに行きたいから誰か」→まり
って感じでしたが(笑)
それでもまりは凄く凄く、楽しみにしていました。
彼のことをもっと知りたい、と思いましたし
彼に好きになってもらいたい、とも思っていました。
そうして日曜日、彼がまりのお家まで迎えに来てくれて
早朝6時からの気合いが入った出発をしたのです。
その日は文句のつけようがない快晴で
彼が「俺すごい晴れ男で、俺が楽しみにしている予定の日は必ず晴れる」と言いました。
“俺が楽しみにしている予定”!!
楽しみにしていた!(〃'▽'〃)
・・・いやいや、彼はスノボーがしたかっただけ・・・
なんて律しながら(笑)
でも彼は
「俺結構すぐ眠りに就けるんだけど、昨日は全然眠れなくてさー、なんかすげーワクワクしてたんだよね(笑)ワクワクして眠れなかった」
とも言いました。
“ワクワクして眠れなかった”!?!!
そこはさすがに
「なんでワクワクしたのー?」
と意地悪たらしめ聴いてみましたが笑、
「なんでだろーなー」
と笑いながら言うので
「なんでだろーねー?一緒に行く人ぢゃなーい?」
と言ったら
「あーそーだなーそーだねー」
と言ってくれましたが笑
そんな感じのやり取りがたくさんありすぎて
いまいち彼の本音が解らない。
でも「今日はこの長いドライブのなかでまりりんのことを色々聴こうと思って来た」なんて言うので
たぶん彼の中でまりは悪くない位置にはいるはずなのです。
そうして完全にまりは彼に値踏みをされている様子なのに
まりにはまるで彼の理想が掴めない。
どんな子がタイプなのかを聴いたら
「常識のある子」って!ただそれだけだったのです!!!
困る!!!
自分はそれが一番怪しいし!笑
それからまりが最も参考にする兄弟関係、
例えば妹がいるお兄ちゃんなら、やっぱり妹のようになついた方がいいだとか
姉のいる弟なら、しっかり者になって彼を甘えさせてあげようとか
考えるのですが
なんと彼には姉も妹もいるという
全然参考にならないデータ!!笑
もうよく解らなくなったまりは
とりあえず彼に嫌われないようにしようと
スノボーを頑張りました。笑
初心者レベル、と彼には告げていたものの
いざやってみようとすると
初心者レベルではなく
まるで初心者!!
ごめん、全然忘れてる…ということで
スノーブーツすらも彼に履かせてもらい(笑)
リフトでは「まりりんは俺が立ってって言ったら立つだけでいいから」と言われ(笑)
本当に言われたときに立って彼にしがみついていただけ(笑)
ほとんどソリ状態のまりを彼は押したり引いたりして運んでくれました。笑
それにまりがしがみつきすぎて彼のウェアーははだけまくるし笑
もうほんとごめんって感じでした。笑
斜面ではコントロールのきかなくなったまりが彼をめがけて突進、
スレスレで止まる、ということばかりを繰り返し
「恐怖心がハンパないんだけど」と言われたので
「ごめん、ほら、好きすぎて近付いちゃうの」と笑いながら言ったら
「なんだよそれ、可愛すぎてムカつく」
なーーーーーーんて
ウザイ!!!
いるいる、斜面で座って雪の投げ合いっことかして
スキーヤーの邪魔しているバカップル!!
まさにうちら!!!
でもそんなことばかりしていたので
めちゃくちゃ滑れる彼は果たして本当に楽しんでいるのか
ほんとはもっとザーッと滑りたいんぢゃないか、なんて思って聴いてみたら
「うん、すげー滑りたい」
と言われてしまいました。(゜Д゜)笑
でもなんていうか、何でしょう、
そういうところで全くイヤミがないんです。
嘘偽りがないというか、ふざけたことは沢山言うけれど
みせる優しさが、本当に相手のことを思って言っていて
自分をよくみせようとしての優しさではないのです。
だから変に勘ぐりしなくて良いというか
気持ちがいいんです。
それで一通り(まりは)楽しんで
車に戻ると彼がおもむろにトランクをあけて荷物を移動、
空いたスペースを指差して
「はい、座って」。
言われた通りにすると、まりの前にしゃがんでスルスルとまりのスノーブーツを脱がす彼。
もう完全にまりの扱い方を解っている!!!笑
そうやってまりが甘えてきたことも、まりがそれをされて喜ぶことも。
なのにまりには彼の理想が全く解らない。
さてそうしてそのまま近くの温泉に行き、そのあと焼き肉を食べて帰路へ。
1日ってこんなに充実するんですねッッ?!
で。
問題はその帰りの高速で。
今まで書いてきたこと、こうやって文字にすると
本当に私という人は
演じて演じて演じてばかりで
正直、素の自分とか本当の自分とか
さっぱり解らなくて
自分をよく見せることに必死なことが如実に表れてきますね。
そしてそれが
帰りの高速でものの見事に
全て彼にバレてしまったのです。
あなたの望むものになりますーーー
これがまりの売り文句でした。
例えば自分がスーパーの売り物だったとします。
周りを見ているとみんなね、きちんと自分の売り場にいるのです。
だからそれを買いに来た人にちゃんと買われていくんです。
たまに売り場を間違えて全く売れない子もいます。
売り場はあっているけれど、粗悪品として売れない子ももちろんいます。
きちんと自分の売りを解って其処にいる、身なりのきちんとした子は、
それを欲する人の目に留まり相思相愛で旅立っていくのです。
ところがまりは
買いに来た人を見て
あ、あの人はこれを買いに来たんだな、ぢゃぁこれになろう!
と、自分を変化させているのです。
だから相手にとって最高のものになれて
たまに溺愛されるのです。
ところが自分はいまいち満たされていない。
他のものにもなってみたいなぁ、あ、あの買い物客の理想になってみたい!
なんて目移りしてしまうことすらも。
でもこうしてまりは生きてきたのです。
好きなタイプを聴いてそれに成り、
後に改めて「好きなタイプは?」と聞いたら「まり」と答える、
それが「まり」の完成形でした。
自分の売りなんてないんです。
型をくれる人を待っているだけでした。
彼の愛するものを愛し嫌いなものを嫌い、
彼を満たすこと、それが自分にとって最高の幸せでした。
でもね、彼はそれを良しとしなかったの。
『俺のことはいいから、まりりんの本当を教えて』
と言われたようなエピソードがあって
本当の自分なんてないまりはホトホト困ってしまったのです。
それから昔の恋人の話を聞きたいか、という話でかなり熱い議論が繰り広げられたのですが(笑)
そこでもうまりが前述のように
好きな人に好かれるようにデータ集めをし
人をカテゴリー分けして
どうやって接すればいいかを考えながら行動している、ということが
ぜーんぶ明け透けにされてしまったのです。
しかも挙げ句の果てに
それはまりりんの弱さゆえだよね、てところまで解られてしまい
ハイ・・・(´・ω・`)
て感じでした。
ただ、そんな感じで内容に関してはズタボロでしたが「議論」ということに関して彼が
「ここまで話せる子は珍しい、まりりんはすごく賢いよね、俺はこーゆう議論をするのは大好きなんだけどだいたいこーゆう話をし出すと、途中でもういいってキレられたりするんだけど、まりりんは全部ちゃんと返ってくるし、しかもその答えが的確」
と言ってくれたのです(;_;)
まりはそれが一番自分を解ってくれたような気がして嬉しかった。
でもその日はそうして
あまりにもこの自分を守ることに必死な「まり」という人となりを見透かされてしまったことに
かなり戸惑いながらのお別れとなりました。
ただそのあと、彼がメェルで
「おれ言いたいこと言い忘れてた。
まりりん賢いから、カテゴリー分けなんかしなくても、その人それぞれと上手に付き合えると思うよ。
嫌いな人と無理に付き合う必要は無いけど、自分で可能性狭めるのもったいないよ」
と言ってくれたのです(;_;)優しい。
はぁ・・そんな天沢聖司くん…(いや名前全然違うけど笑)
彼は、こんなまりを変えるために現れたのではないかと
(かなり自分本意な考えですが)
思ったりもします。
彼と付き合えたらいいなぁとは思うけど
彼とどうこうなりたいのなら
飾らずに真っ正面からいくしかなさそうで
今まで自分を作り込んできたまりには
最も難解な問題を突きつけられたような気がして
珍しく自信がないのです。
だからこそ
ここに書いてみました。
かなり(ほんとにかなり)長くなりましたが
全部読んでくれた方(がいたら笑)
ぜひ見守ってやってください(;_;)/~~~
本当のまり
って
どれなんだろう。
果たしてそれは
良い子なのかな?
わかりません。
それが
見つかるといいな、と、思っています。
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