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橋下発言で「会うのが嫌に」…元慰安婦面会せず

読売新聞 5月24日(金)9時27分配信

橋下発言で「会うのが嫌に」…元慰安婦面会せず

抗議文と署名を提出する日本軍「慰安婦」問題関西ネットワークの方清子・共同代表(24日午前、大阪市役所で)=吉野拓也撮影

 いわゆる従軍慰安婦問題を巡り、元慰安婦で韓国から来日中の金福童さん(87)と吉元玉さん(84)は24日、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長と同日午前に予定していた面会の中止を決め、支援団体「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」を通じて市に伝えた。

 同ネットワークによると、2人は「従軍慰安婦を巡る橋下氏の一連の発言を聞いて、会うのが嫌になった」と話しているという。

 2人は先月末、同ネットワークを通じて橋下氏への面会を要請し、講演活動のため今月中旬に来日した。24日午前11時から、市役所で橋下氏と面会する予定だった。一方、橋下氏は、いわゆる従軍慰安婦問題を巡り、今月13日以降、「当時は必要だった」「世界各国がやっていたことなのに、なぜ日本だけが非難されるのか」などと発言していた。

 同ネットワークの関係者は24日午前、市役所を訪れ、「暴言内容がエスカレートし、世界中の非難を受けている」などとして、橋下氏に謝罪と発言の撤回、市長の辞任などを求める抗議文を市に提出。その後、記者会見し、2人連名の声明文を発表した。

 声明文は「(橋下氏の発言は)胸を引き裂かれる思い。本人を前にすること自体が恐ろしく、大きな精神的衝撃」「被害者の胸痛む現実と歴史を、橋下市長の謝罪パフォーマンスと引き換えにすることはできません」などとしている。

最終更新:5月24日(金)12時29分

読売新聞

 

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