橋下氏:参院選大敗でも「市長続ける」
毎日新聞 2013年05月29日 21時18分(最終更新 05月29日 22時33分)
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は29日、従軍慰安婦などを巡る自らの発言の影響で維新が参院選に大敗した場合、共同代表を辞任する可能性に改めて言及した。一方、その場合でも市長は任期満了まで続ける考えを明らかにした。
橋下氏は一連の発言が国内外の批判を招いた政治責任について、27日に「国民がノーと言えば、次の参院選で維新は大きな敗北になる。その結果、代表のままでいられるのか党内で議論が生じる」と述べ、進退論に発展するとの認識を示した。
橋下氏は29日の記者会見で、参院選に大敗した場合、「それは政党の構成員が決めることではないか」と答えた。一方、「市長(職)とは関係ない」とも話し、2015年末までの任期を全うする考えを強調した。
従軍慰安婦を巡る発言で維新が除名した西村真悟衆院議員(比例近畿)については「比例代表で当選したわけだから、辞職をしてもらわないといけない」と述べた。【村上尊一】