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福島県内の「警戒区域」すべてなくなる5月28日 5時7分
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原発事故に伴う福島県双葉町の警戒区域が28日午前0時に解除されました。
これによって原発事故による福島県内の警戒区域はすべてなくなり、町は新たに2つの区域に見直され一部で日中の立ち入りができるようになりました。
福島県双葉町は原発事故の影響で全域が警戒区域に指定され、すべての町民が県の内外で避難生活を続けていて、28日午前0時に警戒区域が解除され、放射線量に応じて新たに2つの区域に分けられました。
このうち住民の96パーセントが住んでいた町の大部分は、原則、長期にわたって居住が制限される「帰還困難区域」に指定され、残る沿岸部の一部は早期の帰宅を目指す「避難指示解除準備区域」となり、宿泊はできないものの立ち入りはできるようになりました。
警戒区域が解除されたことに合わせて「帰還困難区域」に通じる沿岸部の県道では、28日午前0時に国の職員たちが、設置された開閉式のバリケードを締めて、鍵をかけました。
これによって原発事故によって立ち入りが禁止された福島県内の警戒区域はすべてなくなり、今後は放射線量に応じて3つの区域に再編され住民の帰還を目指すことになります。
双葉町の伊澤史朗町長は「ようやく復興に向けた第一歩となった。除染を進めることはもちろんだが、避難指示解除準備区域は津波の被害で壊滅的な状況にあるので国と協議して復旧を進めていきたい」と話していました。
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・ 福島・双葉町の警戒区域解除 (5月28日 15時46分) |
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