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文科相 原子力機構の抜本的見直し検討
5月28日 13時7分

文科相 原子力機構の抜本的見直し検討
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下村文部科学大臣は、閣議のあと、記者団に対し、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、放射性物質が漏れる事故が起きたことなどを受けて、原子力機構の組織体制などの抜本的な見直しを検討する考えを示しました。

日本原子力研究開発機構を巡っては、福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で、重要な機器の点検漏れなどが相次いだほか、高エネルギー加速器研究機構と共同運営する茨城県東海村の実験施設でも、施設の外に放射性物質が漏れる事故が起きました。
これについて、下村文部科学大臣は、閣議のあと記者団に対し、「原子力の研究施設は安全性の確保に万全を期すことが重要だが、これらの問題は安全に対する意識の低さなどが招いたものだ」と指摘しました。
そのうえで、下村大臣は、原子力機構の組織体制や業務を抜本的に見直し、安全最優先の組織にする必要があるとして、下村大臣を本部長とする「原子力機構改革本部」を省内に設置し、改革の具体策を検討する考えを示しました。
また、下村大臣は、原子力機構などに対し、安全体制を緊急総点検し、結果を報告するよう文書で要請する考えを示しました。

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