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原子力機構実験施設 被ばく33人に5月27日 22時11分
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茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で装置が誤作動し研究者が被ばくした事故で、27日夜、新たに3人が被ばくをしていたことが判明し、被ばくをした人は合わせて33人に上ることが分かりました。
茨城県東海村にある原子力機構と高エネルギー加速器研究機構が共同運営する実験施設で、今月23日の正午前、金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、想定を超える放射性物質が発生しました。
この事故で27日夜、新たに23歳から38歳の男性研究者3人が、放射性物質を体内に取り込んで0.1ミリシーベルトから0.3ミリシーベルトの被ばくをしていたことが分かりました。
この結果、事故当時、施設に出入りしていた55人のうち、被ばくをしていた人は女性2人を含む22歳から55歳までの研究者33人に上り、最も被ばく量が多かった人は1.7ミリシーベルトでした。
原子力機構は研究者の健康に影響はないと説明しています。
この事故について国の原子力規制委員会は27日、「放射性物質の適切な管理ができておらず、安全文化の欠如が見られる」として、国際的な基準で「レベル1」と暫定評価しています。
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