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「もんじゅ」6月から断層調査5月29日 14時55分
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原子力発電所の敷地を走る断層が活断層かどうかを調査している国の原子力規制委員会は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」で来月から断層の調査を始めることになりました。
原子力規制委員会は、国内の原発6か所で敷地内を走る断層が活断層かどうかを調査していて、福井県の敦賀原発について「2号機の真下を走る断層は活断層である」と判断したほか、福井県の大飯原発や青森県の東通原発でも専門家による調査を進めています。
もんじゅについては、規制委員会の島崎邦彦委員と学会から推薦された専門家4人が来月13日に会合を開き、事業者の日本原子力研究開発機構から調査内容を聞いたうえで、来月中旬にも独自の現地調査を行うことにしています。
もんじゅの断層を巡っては、敷地の西およそ500メートルにある、「白木ー丹生断層」と呼ばれる活断層が動いた場合、敷地内の断層が一緒に動く可能性が指摘されています。
これに対し原子力機構は、先月、追加調査の結果を取りまとめ、「活断層ではない」とする報告書を規制委員会に提出しています。
規制委員会による活断層の調査はもんじゅが4例目ですが、これまで事業者の調査に頼っていることが課題として指摘されたほか、電力会社や自治体から、調査の進め方に不満や説明を求める意見が相次いだことから、改善されるのかが注目されます。
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