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敦賀原発 プールの燃料安全評価命令へ5月29日 14時13分
福井県にある敦賀原子力発電所の2号機の真下を走る断層について、活断層と判断した国の原子力規制委員会は、事業者の日本原子力発電に対し、2号機のプールにある燃料1700本余りの安全性の評価と対策を報告するよう命じることを決めました。
福井県の敦賀原発について、原子力規制委員会は、今月22日「2号機の真下を走る断層は活断層である」と判断し、断層が動いた場合に2号機の燃料プールにある燃料1700本余りの安全性が保たれるかどうかが課題となっています。
このため規制委員会は、日本原子力発電に対し、プールの水が失われた場合に燃料がどうなるかや環境への影響を調べるとともに、その対策について、ことし7月までに報告するよう命じることを決めました。
国の指針では、原子炉の真下に活断層があることを認めていないため、日本原子力発電が新たな調査結果を示し規制委員会の判断を覆さないかぎり2号機は運転ができず、廃炉になる可能性が高くなります。
これに対し、日本原子力発電は、2号機を廃炉にはしない方針で、来月までに終える断層の調査結果を規制委員会に提出することにしています。
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