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ボツワナで中国人のイメージが悪化、出入国検査を強化―中国紙

配信日時:2013年5月29日 15時10分
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27日、人口わずか200万人余りのボツワナに3万人もの中国人が在留しているが、中国人に対する入国時の検査が強化されている。背景には中国人のイメージ悪化があるという。資料写真。
2013年5月27日、ボツワナは面積約60万平方キロメートルという広大な国土に対し、人口はわずか200万人余りだが、在留中国人は3万人にも上る。そのボツワナの首都・ハボローネにあるセレツェカーマ国際空港で、中国人に対する入国時の検査が強化されている。人民日報海外版が伝えた。

現在、中国人が通関する際には空港職員が荷物をひとつひとつ開けて念入りに検査しており、通関に30分近くかかる状態となっている。到着する友人を出迎えに来た人は「白人や黒人には1人としてこうした検査が行われておらず、中国人らしき人が訪れると決まって厳しく検査されている」と話した。

検査が厳しくされている背景には、中国のイメージが悪化していることにある。ボツワナ国内の高層建築物の多くは中国企業が建設を独占している状態で、空港の拡張工事を請け負っているのも中国企業だが、品質問題で完成が遅れている。また、中国人が象牙を違法に持ち出そうとして出国時に押収される事件も起きている。

現地に住む中国人はイメージの回復やボツワナ社会への理解を広めようと尽力しているが、現地主要紙であるデイリーニュースにはほぼ毎日中国人の悪い面を伝える記事が掲載されており、そうした記事が一面に掲載されることもしばしばあるという。(翻訳・編集/岡田)
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