仏で新型ウイルス感染者が死亡―世界で24人目

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コロナウイルス

 【パリ】フランス政府は28日、新型肺炎(SARS)に似た新型コロナウイルスに感染した65歳の男性が同国北部リールの病院で死亡したと発表した。世界保健機関(WHO)は27日、新型コロナウイルスについて現在最大の世界的な健康不安であると警戒を呼び掛けた。

 この男性は、同国で5月に入って感染が確認された2人のうちの最初の人で、4月にアラブ首長国連邦(UAE)に滞在し帰国していた。もう1人は隔離され集中治療を受けている。

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死亡した男性が入院していた仏北部の病院

 WHOは、昨年9月に新型コロナウイルスが初めて感染が確認された後、監視を続けている。世界では44人の感染が確認され、今回のフランス人の例を含め24人が死亡している。新型コロナウイルスの感染例が最も多いのは中東もしくは最近中東を訪れた旅行者で、世界保健機関(WHO)によれば国別ではサウジアラビアが33人と最も多い。先週には、チュニジアで初めて確認され、これで感染者が出たのは9カ国になった。

 感染経路は十分には把握されていないが。ヒトとヒトとの接触で広がる。ただ、WHO当局者によれば簡単には感染は広がらないとみられている。

 WHOのチャン事務局長は27日、WHO年次総会の閉幕演説で「この新型コロナウイルスについて潜在的な脅威が大きいにもかかわらず、ほとんど分かっていない」と危機感を示した。

 WHOなど国際保健関連機関は先週、新型コロナウイルスを「中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS・CoV」と命名することを承認した。

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