韓国、原子炉2基の運転停止-部品の性能確認文書偽造が判明
5月28日(ブルームバーグ):韓国当局は28日、原子炉2基を停止すると発表した。これら原子炉に使われている部品の性能確認試験の文書が偽造されていたことが分かったためだと説明した。
当局は28日の発表資料で、性能確認文書が偽造されていた制御ケーブルを交換するため新古里原発2号機と新月城原発1号機を約4カ月間停止するとした。当局はまた定期点検中の新古里1号機と、稼働に向け審査を受けている新月城2号機のケーブル交換も指示した。
韓国は電力の30%強を原発に依存している。同国の原発を運営する韓国水力原子力によると、今回の決定で国内の原発23基のうち計10基の稼働が止まる。産業通商資源省の当局者によれば、同国はこの夏に「前例のない」電力不足に見舞われる恐れがあるという。
原題:S. Korea Suspends Operations at Reactors Over FakedDocuments(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ソウル Shinhye Kang skang24@bloomberg.net;ソウル Sungwoo Park spark47@bloomberg.net
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更新日時: 2013/05/29 06:47 JSTニュース一覧
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