稀勢の里 綱取りへ新たな課題
2013年05月29日 16時00分
大関稀勢の里(26=鳴戸)に新たな“課題”が浮上した。横綱審議委員会の会合が開かれ、内山斉委員長(78=読売新聞グループ本社顧問)は夏場所13勝2敗の稀勢の里の名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)での綱取りについて言及。「12、13勝ではだめ。14勝すれば横審の中でも推挙の対象になる」と今回以上の好成績を求めた。
夏場所は初日から13連勝しながら、最後に2連敗と勝負弱さを露呈。同時に、現時点での世間の“認知度不足”も浮き彫りとなった。横綱白鵬(28=宮城野)との全勝対決となった14日目(25日)、NHKによる相撲中継の午後5時台の平均視聴率は12・3%。千秋楽(26日)は13・2%にとどまった(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)。通常の場所よりは高めの数字とはいえ、昨年夏場所千秋楽の20・4%には遠く及ばない。
昨年は平幕優勝した旭天鵬(38=友綱)をはじめ、千秋楽まで6人が優勝を争う大混戦。今回は白鵬と稀勢の里のマッチレースと構図の違いはあるにせよ、日ごろ相撲中継を見ない層までは取り込めなかった格好だ。日本相撲協会の関係者は「夏場所のような活躍を続けていけば、もっと注目してもらえるようになるはず」と話しているが…。角界の内と外では、まだまだ期待度に“温度差”があるようだ。
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