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いまさら聞けない!? 印刷・DTPの基礎知識

第十回 文章の読みやすさはどうやって決まる? 誌面に対する文字と図版の割合

文章の読みやすさは文字組みだけではなくレイアウトによっても変化してきます。たとえば、誌面に文字だけを掲載したレイアウトと文字と1点の画像を大きく掲載したレイアウトでは見たときの印象が異なってきます。これは、画像やイラストなどの視覚的効果によって、文字だけのドキュメントよりも図版が掲載されているドキュメントの方が読みやすく感じるからです。

このような、図版の視覚的効果による読みにくさの軽減は、誌面に対して文字が占める面積と画像などのビジュアルが占める面積の割合によって変化してきます。誌面に対する文字の面積率が大きいほど読みにくさを感じ、図版が占める割合が大きいほど読みにくさを軽減することができます。
しかし、あまりにも図版の面積率が大きいと、文字を掲載するスペースが少なくなって伝えたいことを掲載しきれなくなってしまったり、幼稚さを与えてしまい読んでみようという衝動を削いでしまう可能性があるので注意が必要になってきます。一般的に、広告や雑誌などでは図版が占める面積率を50%前後にすると読みやすいと言われています。
では、小説などのように図版が少ない文字が主体のドキュメントではどのにすればよいのでしょうか? それは、マージンの取り方や使用する文字サイズおよび行間などを調節して、ギッシリと文字が詰まって見えないように工夫することで読みにくさを軽減していたりします。

文字しかないレイアウト。文字が多すぎると読んでみようと思う気持ちが起こりにくくなります。

文字と図版があるレイアウト。図版が適度にあると視線を引きつける効果が発生するとともに読みにくさを軽減することができます。

小説などのように、文字がメインで図版がほとんどない場合は、適度なマージンと文字サイズや行間を調整することで、読みにくさを軽減することができます。

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