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いまさら聞けない!? 印刷・DTPの基礎知識

第十回 文章の読みやすさはどうやって決まる? 疲労を感じさせない文字のデザイン

文章の読みやすさを考える場合、使用する書体のデザインも読みやすさを決定づける要因のひとつです。書体のデザインは明朝系の文字とゴシック系の2種類にわけることができます。明朝系の書体は、文字を構成する線に強弱があり、うろこと呼ばれる飾りがあるのが特徴です。また、ゴシック系の書体は、文字を構成する線の太さが均一なデザインになっているのが特徴です。
なお、これは、和文書体だけではなく欧文書体も同様で、明朝系にあたる書体をセリフ書体、ゴシック系にあたる書体をサンセリフ書体といいます。


明朝系とセリフ系の書体。可読性が良いため小説のような長文で使用しても疲労感を感じにくい特長があります。


ゴシック系とサンセリフ系の書体。ポップな印象を与えることができるため、雑誌などでは本文で使用されることもあります。


独特のデザインの書体をファンシー系書体と呼ぶこともあります。

DTPで使用されるデジタルフォントは、同一の書体デザインでウェイト(太さ)が異なるフォントが発売されています。このような、同じデザインでウェイトの異なる書体をフォントファミリーと呼びます。同じデザインで異なるウェイトを用意するのは、本文、大見出し、小見出しなどで同じデザインでウェイト異なる書体を使うことでデザインに統一感を出すことができるようにするためです。
たとえば、本文には細めのウェイトを使い、小見出しには中くらいの太さ、大見出しには太いウェイトのフォントを使いつつ、文字サイズにも強弱をつけることでデザインに統一感を出しつつメリハリを出すことができます。

本文のように小さめの文字は、ウェイトが細い書体を使用するのが一般的です。小さい文字に太い書体を使用すると、印刷をすると細かい部分が潰れて判読できなくなる可能性があるので注意が必要になります。
ライト(L)やレギュラー(R)程度のウェイトを使用して、それ以上のウェイトは見出し文字に使用するのが基本です。

  • フォントファミリー
    同じデザインでウェイトが異なるフォントファミリー。

  • 本文、小見出し、大見出しで同じファミリーのフォントを使いつつ、ウェイトと文字サイズで強弱をつけた例。

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