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いまさら聞けない!? 印刷・DTPの基礎知識

第十回 文章の読みやすさはどうやって決まる? 1行の文字数と文章の読みやすさ

印刷物をデザインする場合、その印刷物の存在に注目を集めて何が記載されているのか興味を持たせることが求められます。
印刷物は世の中に沢山あるので、まず最初にその印刷物の存在に気がついてもらわないと、何が記載されているのかを見てくれないのです。

広告などにインパクトのある画像を使ったり興味をひきそうなキャッチコピーを大きな文字で掲載するのは、注目を集めるための基本的かつ王道ともいえるデザインテクニックなのです。しかし、せっかく興味をひくことができても最も重要になる情報の部分を読み込ませないと意味がありません。
もっとも重要になる情報の部分の文字組みには、文字組みの美しさだけではなく読みやすさも重要になってきます。文章が読みにくいと途中で読むことを止めてしまったり、最悪の場合は読もうとしない可能性もあるからです。文章が読みやすいということは、印刷物に注目してもらうこと同等かそれ以上に重要なことなのです。

では、文章を読みやすくするためにはどのような工夫がされているのでしょうか? 長文の文字組みで最も大事なことは文章を読んで理解することを邪魔しないということです。そのために行われる対処には様々なことがありますが、まず挙げられるのは1行の文字数です。1行の文字数が少なすぎると、行末から次行の行頭に視線を移動させる回数が多くなって疲労度が高くなってしまいます。また、1行の文字数が多すぎると、行末から次行の行頭への視線の移動距離が長くなってしまいますし、次行の行頭を探す頻度が高くなって疲労度が高くなってしまいます。
なお、無理なく読める1行の文字数は、縦組みの場合は20~45文字程度、横組みの場合は15~35文字程度といわれてます。

1行の文字数が少ない状態

1行の文字数が少なすぎると行末から行頭への移動回数が多くなってしまいます。

1行の文字数が多い状態
Photoshop上で色の変化をシミュレーションした状態。非塗工紙では色がくすんで暗く見えます。

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