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見栄や虚勢を張る人の対処法 - とことん調子に乗せてあげるといい
人は誰しも他人に認めてもらいたい欲求を持っています。見栄や虚勢を張って、自分を優位に立たせようとする行為も一種の本能といえるでしょう。しかし自慢話はやりすぎると嫌われてしまうので、注目を集めたいからといっても格好つけはほどほどにしないといけません。「尊敬のまなざし」を期待しても「冷笑を買う」ことになりかねないのです。
仕事で交渉ごとをするときは相手より優位に立つ必要がありますが、仕事以外でいい人間関係を築きたいなら、見栄や虚勢は控えたほうがいいでしょう。相手との関係は、自分が上に立ったり対等の立場でいるより、少し格下くらいでいたほうが一番うまくいきます。大抵の人が人より有利に立ちたいと思ってますから。
しかし人はついつい余計なことを言ってしまうものです。押さえようとしても見栄が出てきます。
言い訳ばかりで謝らないこんな社員にどう対処するか
上司 「俺は学生時代サッカー部でな。結構活躍してたんだぞ!」
部下 「そうなんですか、僕もサッカー部だったんです。早稲田ではフォワードでしたよ」
上司 おー早稲田出てるのか、たいしたもんだな」
部下 「部長はどこの大学だったんですか?」
上司 「あ、私は高卒だ。高校時代にサッカー部だったんだ」
部下 「え、あ、すいません・・・。いやーサッカーっていいですねぇ〜(汗)」
上司が話したかったのはサッカー部の話題です。しかし、部下の「ちょっと見栄を張りたいという気持ち」が、話の流れを大学の話題に進ませてしまい、気まずい雰囲気を作ってしまいました。
見栄や虚勢を張る人を上手に扱うには、あえて思いっきり気持ちよくさせるという手段もあります。賞賛の相槌を連発して、どんどんしゃべらせるのです。
見栄や虚勢を張る人の対処法 - 賞賛の相槌1
「すごい!」
見栄や虚勢を張る人の対処法 - 賞賛の相槌2
「素晴らしい!」
見栄や虚勢を張る人の対処法 - 賞賛の相槌3
「最高!!」
しゃべってしゃべってしゃべりまくった相手は、ある時点でハッとなるものです。相手にうまく乗せられていたことに気づき、恥ずかしくなるでしょう。見栄や虚勢を張った話もそこでおさまります。
そして、気持ちよく話を聞いてくれたあなたに対して悪い印象は抱きません。楽しそうに笑顔で接して「楽しいお話ですねぇ」とでも言っておけば、あなたの人柄に好感を持ってもらうこともできます。
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