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政治
維新切って自民にすり寄り? みんな・渡辺代表
2013.5.29 01:04
[みんなの党]
夏の参院選を前に、日本維新の会との関係を断ち切ったみんなの党の渡辺喜美代表が、自民党にすり寄るかのような言動を見せている。みんなは民主党と1人区の一部で候補者を調整することで合意しているが、それでも「自民党1強」の壁は厚い。渡辺氏には自民党支持層に食い込みたいとの思惑がちらつく。
「取りすぎはよくない。自民だけで70(議席)いくんじゃないの?」
渡辺氏は28日午後、国会内でばったり出くわした旧知の菅義偉官房長官に、やっかみも込めて冗談交じりにこう語った。
自民党の票がのどから手が出るほどほしい-。そんな思いからか、27日には福岡市内で記者団に「増税凍結はわれわれが主張してきた。それを安倍(晋三首相)さんが宣言すれば、相当距離感は縮まる」と、政策面での連携を模索するかのような発言をしてみせた。
一方、自民党の行政改革推進本部は28日、3年連続で最低の人事評価を受けた国家公務員への分限免職処分、中央省庁の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」の早期設置検討を盛り込んだ中間提言案をまとめた。
内閣人事局は平成20年に成立した国家公務員制度改革基本法に規定している。渡辺氏は第1次安倍内閣で行政改革担当相を務め、同法成立の牽引役を務めた。
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