Nishioka Takahiro 化石の温もり、異素材の融合。 自然志向、ゆとり、芸術、なごみ、アナログ。落ち着いたライフスタイルを希求する本当の大人。デザイナー西岡隆広は、成熟した男性に向けて、化石のような質感を部分的に表現した、温もりのあるイメージを訴求する。
カテゴリー
THE 291 ニューブランド Concept
「鋭」Sharp
「異」Different
「凛」Cool
「粋」Stylish
Special Issue THE 291 デザイナーが語る
酒井 一
西岡 隆広
水島 彰広
村上 利行
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THE291 デザイナーズヴォイス#2
西岡 隆広(エヌデザイン所属)

「鯖江には『越前化石』というブランドがあります。『木の化石』をイメージして、一枚一枚職人が手彫りを入れた、独特の風格が漂う美しくもクラシックなデザイン。これは、今から30年以上前の1971年、第2回日本めがね展受賞作品に選ばれた伝説のフレームを再現したものです。

僕はこの幻とも言われている由緒正しいデザインをディテール使いするアプローチを考えています。全体に満遍なく使うのではなく、部分的な装飾として使う。そうすると、フレームのほかの素材との間にデザインのコントラストが生まれる。その異素材の対比により、化石加工がより存在感を増し、「温もり」という独自性の高い個性を放つというわけです。こうした隠れた個性、キラッと光る部分があること、細部の対比の面白みなどが、僕からの提案のキーポイントですね。

昔は50代ならこういうデザイン、60代ならこうと、ある程度デザインの枠は決まっていました。いわゆる既成概念に囚われの身になっていたわけです。でも最近はその囲いは取り払われて、デザインの幅はグッと広がっています。僕としては、今後も自由な発想で、個性的な、THE291ならではのデザインをもっともっと発信していきたいですね。

その積み重ねが、「THE291ってこういうブランドなのか」と、ユーザーの脳裏に刻まれていくことにつながる。スタンダードだけどスゴく印象的だったり。機能的な部分でほかにはない特徴があったり。あるいは、フォルムが個性的だったり、カラーリングに独創性があったり。何でもいいんですが、とにかく何かで一歩突き抜けたものを持つブランドを目指したい。今はそう思っていますね」

デザイン画
西岡氏が描く新作のデザイン画。
  幻のデザイン『越前化石』 のディテール使いが光る。
  (※デザイン画は最終決定されたものではありません。製品化の段階で変更される場合があります)
関連リンク:「粋」 Stylish
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