社会

ネット使い高額ソフト売りつけた13人逮捕
(大阪府)
インターネットの交流サイトで知り合った男女に「必ず儲かる」などと偽って先物取引の売買ソフトを売りつけたとして、大阪のコンピューターソフト販売会社「WAO」代表・石村こと片和男容疑者(33)、情報提供会社「WISH」役員・高城こと李相成容疑者(33)ら男女13人が詐欺などの疑いで逮捕された。勧誘にあたっていたのは容姿端麗な若い男女で巧妙な手法を使っていた。片容疑者らのグループは、実際に存在する先物取引で「絶対に儲かる」と偽り、パソコン用の自動売買ソフトを売りつけていたとみられている。価格は1枚94万5千円だが、実際は機能しないお粗末な物だった。片容疑者らは2011年8月から去年9月にかけて、20代の男女10人に販売し、2千万近くを騙し取ったとされる。犯行グループが使っていたのはデート商法という手口で、容姿端麗な男女が「デート」に誘い、恋愛感情を芽生えさせて商品を購入させていた。今回のデート商法の特徴はインターネット交流サイト“MIXI”を使い、面識のない相手に手当たりしだいにメールを送って売りつける相手を探していた。やりとりを繰り返し、機会を見計らって喫茶店へ誘い出し、ソフトの購入を勧めていた。甘い言葉に惑わされて高額なソフトを購入したのは関西を中心にのべ1000人、被害総額は10億円近くになるとみられる。片容疑者らは警察の調べに対し容疑を否認している。
[ 5/28 18:13 読売テレビ]