2013/04/26
本校では例年、一年生を対象に集中的に性教育を実施しております。国内の今の若者(高校生を含む)を取り囲む環境の変化と、これに伴う影響に対し、予防教育としての「ちゃんとした性教育」が求められているためです。今年度は一年生を対象に3回の教育講座を実施する予定です。これからの時代、若者を取り巻く諸問題は学校任せにできない問題ですので、各ご家庭ならびに地域の方々にも聴講していただきたく案内させていただきます。最後になりましたが、本校では、実施する全ての教育講座に関して、保護者ならびに地域の方々の聴講を積極的に受け入れております。今回の聴講を希望される場合には本件お知らせの最後に記した「* 聴講を申し込まれる皆様へ」をご確認願います。
1 日時 平成25(2013)年5月9日(木)13:15から15:05 (4限+5限+6限)
(講演は13:25~14:55の90分間を予定)
2 場所 本校多目的ホール
3 講師 竹内未希代 先生
4 内容 性教育全般+ 人権(DVについても含む)
5 演題 『 今、君たちに伝えたい生と性 - 育てよう 性の健康・自分を守る力 - 』
6 対象 本校1学年生徒 と 希望する保護者(どの学年の保護者でも可能です)ならびに地域の方々
東海大学第三高等学校(茅野市)の元教諭。もともとの専門は音楽であったが、性教育の必要性を感じ、同高校に性教育という科目を設け、その教科を長年にわたって担当。新聞紙上にたびたび紹介される専門家で、全国的に活躍なさっているばかりでなく、女性の人権やコーチングなど専門は多岐に渡り、高校のみならず社会的な活動にも参加し、数々の講演を依頼される講師。平成23年度(2011年度)末をもって同高校を退職し、それ以前から講師を務めていた信州大学で教育学部の学生を中心に接している。本校でも毎年、講師をお願いし今年で16年目になる。岡谷市在住。今回の本校での講演内容は、本校の一連の性教育の導入にあたり「性とは生」(性とは生きることであり、「性」をないがしろにする者は結果的に「生=生きること=自分の人生」を粗末にすることである)が伝わるよう「他人から恋人への心の変化」「自尊感情」「自己肯定感」などを柱に話していただく。
1 日時 平成25(2013)年5月30日(木)9:10から10:20 (SHR+1限+2限)
(DVD視聴は9:20~10:10の50分間)
2 場所 本校 多目的ホール
3 教材 『エッチの掟』(DVD,約50分、無料貸し出し可で著作権法はクリアしている)
4 内容 複数の異性と性関係を持つ、いわゆる「性のネットワーク」の中で感染症を譲り受けてしまった女子高校生の様子を描く。重点的には「身近な元カレ・元カノの性体験を通じてSTD感染拡大の実態を紹介し、早期・無知識・無警戒な性関係の危険性を知らしめる」第1回目(性は生・人権・自己肯定感)の話を復習し、第3回目のHIV/AIDSの話へとつなげる。
5 対象 本校1学年生徒 と 希望する保護者(どの学年の保護者でも可能です)ならびに地域の方々
1 日時 平成25(2013)年6月6日(木)13:15から15:05 (4限+5限+6限)
(講演は13:25~14:55の90分間を予定)
2 場所 本校 多目的ホール
3 講師 荒井 敦子 先生 (家庭再建教育研究所(栃木県宇都宮市)・所長)
4 内容 HIV/AIDSをはじめとするSTD(性感染症)の実態 + 自尊感情の大切さ(パワーポイントとプロジェクターを使いながら)
5 演題 『 エイズ時代に生きる - 自分を大切に - 』
6 対象 本校1学年生徒 と 希望する保護者(どの学年の保護者でも可能です)ならびに地域の方々
① 家庭の荒廃をもたらす原因について研究し、その予防を手掛ける家庭再建教育研究所の所長。今回は性感染症について講演していただくが、他に「女性の社会的役割」「女性の地位向上」などを専門とする。日本の性教育が、「純愛」「パンドラの匣」的指導(黙認)から、「開けっ広げ」な指導に急転換してきたことにも疑問を感じ、今一度「自己抑制による性教育」との原点に立ち戻った方法を考えている。栃木県大田原市在住。研究所は同県宇都宮市。
② 講演の内容
HIV/AIDSの解説については、感染の拡大や病状の進行についてグラフや写真のスライドを使い視覚的に確認し、感染の拡大については、「元カレ」「元カノ」との過去の性関係のつながりによるものが感染経路の大きな原因であることを確認していく。日本で最初のAIDS患者について、また、海外での若い女子学生の感染についても紹介する。また、メディアによってもたらされる「早期の性関係の誘惑」に対し、流されない・影響されないよう、メディアの負の一面を解説し、「早期の性関係」「よく分からない相手との性関係」は、「ただ禁止」ではなく「理由あって、理由が分かった上で、まだ禁止」ということを生徒に分からせていき、最終的には「自分の夢を持つことの大切さ」へと話を結び付けていく。
あらかじめ保護者の参加数を把握したいので、生徒を通じて配布した聴講希望票を提出して下さい。お手元に届いていない場合には下記「1-②」の手順による申し込みでも構いません。
あらかじめ参加数を把握したいので、本校事務室へ電話にて聴講希望の旨を伝えて下さい。その際に、お名前、年齢、性別をお伝え下さい。
1 当日はスリッパなどの上履きを持参して下さい。
2 会場の後部に保護者席用ならびに地域の方々用のイスを設置しておきますので、開始時間までにご着席下さい。
3 ご不明な点は電話で滝川または小柳(TEL 学校代表 0263-46-0555)までお問い合わせ下さい。
4 上記の3回の教育講座と連動して、生徒にフォローアップ資料(計13回)を配布する予定です。お読みになりたい方は、聴講を申し込まれる際にその旨をお伝え下さい。聴講でのご来校の際に本校事務室にてお渡しいたします。
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