米ティファニー 、2─4月期は予想上回る増収増益 全地域で業績上向く
[28日 ロイター] - 米高級宝飾品ティファニー が28日発表した第1・四半期(4月30日まで)の決算によると、すべての地域で業績が上向き、予想を超える増収増益となった。
売上高は前年同期比9.3%増の8億9540万ドル。 創業175周年関連のプロモーションに加え、映画「華麗なるギャツビー」のための宝飾類を提供したことなどが追い風となり、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた予想の8億5510万ドルを上回った。
既存店売上高は8%増。前四半期の横ばいから大幅に改善した。
利益は8360万ドル(1株当たり0.65ドル)となり、前年同期の8150万ドル(同0.64ドル)から増加。一時項目を除く1株当たり利益は0.70ドルと、予想の0.52ドルを上回った。
地域別の売上高は、最大の市場である中国が増加したことでアジア全体が為替差益を除いたベースで14%増。第2位の日本は2%増にとどまったが、円安の影響を除くと20%増となる。
米州地域での売上高は6%増。全売上高の12分の1を稼ぎ出すニューヨーク5番街の旗艦店での売上高が増加に転じたことが追い風となった。
第1・四半期決算が好調となったものの、通年の1株当たり利益予想は3.43─3.53ドルとし、従来予想を据え置いた。
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