経済【ビジネスの裏側】インターコンチ、マリオット、リッツ…超高級外資ホテル“ガチンコ過当競争”どころか「大阪まだ足りない」の強気の“不思議”+(1/3ページ)(2013.5.25 12:00

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経済

【ビジネスの裏側】
インターコンチ、マリオット、リッツ…超高級外資ホテル“ガチンコ過当競争”どころか「大阪まだ足りない」の強気の“不思議”

2013.5.25 12:00 (1/3ページ)ビジネスの裏側
しゃれた内装のインターコンチネンタルホテル大阪=大阪市北区

しゃれた内装のインターコンチネンタルホテル大阪=大阪市北区

 大阪市内に外資系ホテルが続々と進出している。6月にJR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」(北区)に英国系高級ホテル「インターコンチネンタルホテル大阪」が開業するなど高級ホテルの進出が相次ぐ。新規開業ホテルも迎え撃つ老舗ホテルも「東京に比べて1泊4万円台からの超高級ホテルは少なかった」と強気の構えだ。グランフロントに新たな国際会議場が誕生したことなどで、「国内外のVIPがより大阪に集まりやすくなる」との皮算用もある。本当に供給過剰に陥らないのだろうか…。

国際会議…もともと「供給不足」

 大阪市内では、インターコンチネンタルのほか、高さ日本一のビル「あべのハルカス」(阿倍野区)には平成26年春、「大阪マリオット都ホテル」がオープン。朝日新聞社も、29年完成予定のツインタワー(北区)に高級ホテルを誘致する方針を打ち出しており、まさに外資系ホテルの進出ラッシュだ。

 大阪ではザ・リッツ・カールトン大阪(北区)やセントレジスホテル大阪(中央区)などの外資系の超高級ホテルが既に開業しており、顧客争奪戦は必至とみられる。

 だが、ホテルの専門家は異論を唱える。

 「大阪市内でインターコンチネンタルクラスの超高級ホテルは、リッツ・カールトンとセントレジスしかなかった。観光シーズンや国際会議の開幕中は客室が足りなかった」

 流通科学大の土田和彦特任教授は、こう解説する。

 そのうえで、「観光シーズンには富裕層の需要が増え、国際会議を誘致できればオフシーズンもVIP需要が膨らむ」と分析する。

このニュースの写真

JR大阪駅に直結するインターコンチネンタルホテル大阪(本社ヘリから)
インターコンチネンタルホテル大阪32階サービスレジデンスのオープンエアの部屋
インターコンチネンタルホテル大阪32階サービスレジデンスのオープンエアの部屋

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