ファーストリテ 、バングラデシュの安全協定に署名せず=WSJ
[ 28日 ロイター] - 米ウォール・ストリートジャーナル(WSJ)紙が27日報じたところによると、「ユニクロ」や「セオリー」などのブランドを傘下に持つファーストリテイリング は、法的拘束力のある労働組合などが策定したバングラデシュの防災・建築安全協定には署名せず、独自に点検整備の強化を行う方針を明らかにした。
1100人以上の犠牲者を出した先月のバングラディシュ縫製工場の崩壊事故を受け、アパレルメーカーに対して労働環境を改善するよう圧力が高まっている。
スウェーデンのアパレルメーカー、へネス・アンド・マウリッツ(H&M) や、傘下に「ザラ」などのブランドを展開するスペインのインディテックス は、欧州の産業別労働組合インダストリオールが起草した火災防止策や建物の安全性強化などを盛り込んだ労働環境改善案に合意している。
WSJ紙とのインタビューで、ファーストリテイリング幹部は、災害に備える体制や建物の点検を強化する方針を示した。
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