「確実にもうかる」とうたって投資ソフトを売りつけ、現金約1800万円をだまし取ったとして、大阪府警は28日、ソフトウエア販売会社役員で韓国籍の石村和男容疑者(33)=大阪市西区新町1丁目=ら21〜36歳の男女13人を詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)容疑で逮捕し、発表した。石村容疑者は「ソフトを卸しただけで、売り方は知らない」と容疑を否認しているという。
インターネットの会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合った若者に、勧誘役の男女が販売目的を隠して接触する「デート商法」の手口。2009年2月以降、18府県の延べ994人に契約させ、約9億5800万円を売り上げていたという。
生活経済課と門真署によると、逮捕容疑は11年8月〜昨年9月、大阪府と兵庫県の22〜26歳の男女10人に、株式と外国為替証拠金取引(FX)の自動売買ソフト(各94万5千円)を紹介。「ソフトが自動運用で増やしてくれる。絶対もうかる」などと虚偽の説明をして購入契約を結ばせ、計約1830万円をだまし取った疑い。
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朝日新聞社会部