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事件
SNS介しデート商法、1千人から10億円 苦労話で投資ソフト売り付け、13人逮捕
2013.5.28 19:21
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インターネットの交流サイト(SNS)で20代の独身男女をデートに誘い、親しくなったうえで高額な株式投資ソフトを購入させたとして、大阪府警生活経済課は28日、詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)の容疑で、ソフトウエア販売会社「WAO」(大阪市西区江戸堀)の代表取締役で韓国籍の片和男容疑者(33)=大阪市西区新町=ら13人を逮捕した。被害は大阪や京都など2府16県で1千人(総額約9億6千万円)に上るという。
府警によると、同社と関連会社2社は平成21年ごろから、ホストクラブやキャバクラに勤務歴のある数十人の社員を使い、デート商法を展開。SNS大手の「ミクシィ」や「モバゲー」で知り合った客に1本数万円のソフトを約100万円で売りつけていた。
デート役は社内で「アポインター」と呼ばれ、客には偽名、嘘の職業を名乗って接触。いじめや病気の苦労話をでっち上げ、「ソフトで資産運用して人生まで変わった」と勧誘したうえで、別の販売担当者に引き継ぐ手口だった。購入契約がまとまると、消費者金融で借金させて代金を支払わせることもあったという。
府警はセールストークをまとめた複数の業務マニュアルを押収。会社ぐるみで行われた大がかりなデート商法の全容解明を急ぐ。
逮捕容疑は平成23年8月~24年9月、22~26歳の男女10人に「必ずもうかる」などと嘘を言い、日経225先物や外国為替証拠品取引(FX)の自動売買ソフトを市価の数十倍で購入させ、計約1830万円をだまし取ったとしている。
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