ビョン様　ウィリスにメロメロ　「Ｇ．Ｉ．ジョー　バック２リベンジ」

　韓国俳優イ・ビョンホン（４２）が２７日、東京・赤坂のザ・リッツ・カールトン東京で、米俳優ブルース・ウィリス（５８）とＷ主演の米映画「Ｇ．Ｉ．ジョー　バック２リベンジ」（６月７日公開、ジョン・Ｍ・チュウ監督）について会見した。

　２００９年公開の「Ｇ・Ｉ・ジョー」の続編。米大統領の暗殺命令で、Ｇ・Ｉ・ジョーが絶体絶命のピンチに陥る。ビョンホンは前作でハリウッドデビューを果たし、再び暗殺者ストームシャドーを演じる。ウィリスは“初代ジョー”こと伝説の司令官ジョー・コルトンに扮（ふん）する。

　ビョンホンは、ウィリスと初めて撮影現場で対面したときの秘話を披露。ウィリスが現場に来る日は、スタッフらが一様に緊張しているのが分かり驚いたという。握手をしようとしたところ、「（ウィリスが）東洋式にお辞儀をした。相手に対する気遣い、彼なりのウイットなんだと思った」とさすがの振る舞いに感心。

　緊張しているスタッフをウィリスがジョークで笑わすのを見て、「大先輩の余裕だと思った」とすっかり魅了された様子だった。

　その後、東京・お台場シネマメディアージュに移動し、ジャパンプレミアに出席。１０回目の来日となりすっかり日本のファンにもおなじみで、レッドカーペットには手製のボードやビョンホンの写真を手にした女性ファンが殺到した。

　オープニングセレモニーでは「みなさん、こんばんは。イ・ビョンホンです」と日本語であいさつ。報道陣向けの写真撮影では、劇中さながらに、模造刀で二刀流のポーズを披露した。

　レッドカーペットには、日本語版の吹き替えで声優に初挑戦したモデルの菜々緒（２４）も登場した。白のタキシードのビョンホンと同じく白のドレス姿で悠然と歩き魅了した。ビョンホンからは「（菜々緒が演じた）レディ・ジェイに負けないくらいの美貌」と絶賛された。

　日本の“ジョー司令官”こと俳優宍戸錠（７９）が模造のマシンガンを持ち現れ、観客を沸かせた。