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【国際】

女性の深夜帰宅 守ります ソウル市 要員500人採用

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 【ソウル=辻渕智之】ソウル市が六月、帰宅女性に駅から付き添うエスコート事業を始める。夜道での性犯罪を防ぐのが狙い。初めて採用されたエスコート要員約五百人の出発式が二十七日、市庁舎で開かれた=写真、辻渕智之撮影。

 利用できるのは平日午後十時〜午前一時。駅に着く三十分前までに指定番号に電話すれば、二人一組の要員が駅に現れる。要員は女性の一〜二メートル後ろを歩き、自宅の前まで安全を守る。利用は無料。

 市は要員採用が雇用対策にもなると期待。特に子育てで就業が中断した女性の採用に努め、女性を全体の70%採用した。性犯罪への対処法や護身術、依頼者の個人情報保護などを教育し、手当を月額六十二万ウォン(約五万六千円)支給する。今年の予算額は二十七億ウォン。

 韓国では性犯罪の発生件数が二〇一一年まで増加。昨年、夜道で肩が触れたとして男が女性を暴行、殺害したうえ遺体を切断した事件が大きく報じられた。

 

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