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【プロ野球】

「村田には何も言わない」 原監督が無言の愛のムチ

2013年5月28日 紙面から

守備練習中、厳しい表情を見せる村田=川崎市のジャイアンツ球場で(臼杵秀之撮影)

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 はい上がれ、村田−。巨人の原辰徳監督(54)は27日、前日の試合で1イニングで交代を命じた村田修一内野手(32)について「何も言っていないし、言わない。修行だよね」と言及。あえての沈黙で発奮を促し、28日からのソフトバンク2連戦で復権の機会を与える考えだ。

 26日のオリックス戦(東京ドーム)。「7番三塁」で先発出場した村田は1回に先制点につながるエラーを犯すと、その裏には2死一、二塁の好機で3球三振。指揮官は「心技体ともに準備できていない」としてすぐさまベンチに下げた。かつては2年連続本塁打キングに輝いたFA砲のプライドを傷つけかねない荒療治。だが、阿部、坂本、長野と並ぶ「枢軸」と期待するからこその愛のムチだった。

 村田は昨年9月のヤクルト戦でも2回で交代させられ、試合中に帰宅する屈辱を味わった。その時との違いについて原監督は「去年はお客さんだったけど、今年はファミリーになったんだから」とキッパリ。王者の一員としての自覚を求めた。この日、ジャイアンツ球場で行われた全体練習に参加した村田は「今日はしゃべらないよ。やることをやるだけだし、明日がんばります」と珍しく貝に。指揮官のハッパに応えるためにも、言葉ではなく、自らのバットで威信を取り戻すつもりだ。 (臼杵秀之)

 

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