2013.5.28 05:04

虎“新助っ投”ボイヤー「うさぎ狩り」誓った!(2/3ページ)

入団会見を行う阪神・ボイヤー。趣味というハンティングのポーズを決めた=27日、阪神タイガース球団事務所(撮影・彦野公太朗)

入団会見を行う阪神・ボイヤー。趣味というハンティングのポーズを決めた=27日、阪神タイガース球団事務所(撮影・彦野公太朗)【拡大】

 美しいブロンドヘアの見かけによらず、いかつい言葉が次々と飛び出した。幼いころから、趣味は「ハンティング」。そう、狩りだ。狩人ボイヤーがうなりを上げる剛速球でライバル巨人を蜂の巣にする。

 「昔から、森の中に狩りをしにいくのが大好き。鹿を狩ったり、鴨を狩ったりすることが好きだった」

 もちろん、実際に日本の山中でやろうとは考えていないが、巨人のマスコット、ジャビットのモチーフがうさぎだと聞かされるとニヤリ。「かなり昔にうさぎ狩りをしたこともある。チキンのような味だったのを覚えている。ラビットシーズン(=うさぎをたくさん狩る1年)にことしは、したいね」と不敵に笑った。

 日本球界については予習済み。伝統の一戦の構図も熟知していた。

 「待ちきれない心境。ライバル相手に投げるのは大好きだった」。TG戦の意味合いは理解している。特に、今季のようなマッチレースでは、なおさらだ。セールスポイントは速球だといい、日本での大台突破も目標に掲げた。

 「最速は99マイル(約159キロ)。100マイル(約161キロ)はまだ1度もない。日本で100マイルを投げられるように頑張りたい」

 負担の大きかったリリーフ陣にとって大きな戦力になることは間違いない。米国では2005年、ブレーブス時代の地区優勝などマイナーを合わせて3度の優勝経験がある。緊迫した僅差のマウンドには、慣れている。今季から守護神を務める久保は不安を残しているが、和田監督は「パワーピッチャーで、150キロ前後の球を投げる。そういう投手がうちは少ない。福原ぐらいかな。そういうところで投げて、抑えてくれれば」とセットアッパーとして期待を寄せた。

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