author :kinoshita yuusaku

地元テレビ局ディレクター池田アキユイ北三陸の街起こし情報番組に出演させたいと観光協会にやって来たのだった。

 ユイアイドル志望だから現実的にこの申し出を受け止め、番組の映像チェックが本人に出来るかなど突っ込んだ質問をしていた。

一方、アキはまだまだ戸惑いが大きく春子に相談しなけてばと言う。

 大吉正義菅原ヒロシなど北鉄観光協会の面々こうなれば子を説得しなければとスナック、アリスに集まった。

春子に何やらいいだけにしばし彼女を見ながら無言の圧力???

 春子もそんな雰囲気にイライラしてきたようで<ちょっと!!あんたたち、一体なんなの??? 言いたいことがあるならはっきり言ってちょうだい!!>とみんな言い放った。

 だれからともなく地元テレビ局ディレクター、池田アキユイテレビ出演を依頼してきたことを話した。

大吉は幼いころから春子アイドル歌手を志望していてたことを知っていただけに気をもんでいた。

案の定、春子アキユイのことを語りだした。

 アキはそんな世界は向かないと以前、アキが泣き出すほどきつい言葉で彼女が一言<アイドルーー>と言っただけで怒りをぶちまけた。

こんどはユイのこともーー。

あの子見てたら昔の自分を見ているみたいで・・・

と言い、二人テレビ出演には乗り気でない。

ころを見てヒロシが口を開いた。

マネージャーは僕が務めますからぜひ!!

春子を説得にかかったが藪蛇だった。

春子アキ高校の<潜水土木科>の先輩、種市浩一が好きになったと暗にほのめかした。

 ヒロシもそのことはうすうす感じていたようでその翌日、高校のプールの潜水遊泳を眺める窓口から二人が仲良く遊泳する姿を見ていた。

そしてアキがこちらに顔を向けたときにその窓に文字を手書きてした。

テレビではは判読できなかたが、ヒロシアキに別れの言葉を書いたようだ・・・・。

さて、さてこれからどんなドラマ展開になるのだろうか???

 このあとの番組、<あさイチ>に出演していたイノッチヒロシのこころを思い<せつないですね!!>と呟いたのが印象的であった。

                           (つづく)