イプシロンロケットが搭載するのは惑星観測衛星「SPRINT-A」。惑星を観測できる世界で初めての宇宙望遠鏡で、金星や火星、木星などを観測する。
イプシロンは7月半ばにもJAXAの内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)に設置される。JAXAは50億円を投じてイプシロン管制センターを改修。日本が小型ロケットを放つのは2006年以来だ。森田氏は「さらに低コスト化できれば年2回くらいのペースで打ち上げられる。現在は科学目的が主な用途だが、将来的には商業衛星など様々なニーズに活用したい」と話した。
低コストで打ち上げられる小型衛星は農地管理や海洋監視、災害対応など東南アジアを中心に需要が拡大している。従来の「M-V」は高コストのため運用が中止になった経緯がある。JAXAなどは低コストを目玉にした新型イプシロンで海外の需要も取り込んでいきたい考えだ。
(電子報道部 杉原梓)
イプシロン、JAXA、IHIエアロスペース
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