• ご報告です
  • 皆様、お久し振りです。

    ……ハイ、本当にお久し振りなのに、お気に入りユーザー登録されている方がいまだに689名も残っていらして、正直かなりびっくりしております。炎上に負けて逃亡宣言したヘタレなモノカキなど、あっという間に見捨てられるだろうなと思っていたのですけれど(汗)。

    もしかしたら、一部は粘着ユーザーなのかもしれませんが……いえ、本当にいたんですよ! こちらをお気に入り登録して粘着メッセージを寄越してきた、ハイパーな粘着ユーザーが! う、鳥肌。

    そういうわけで、今は全てのアクセスを拒否っています。これ以上精神汚染系の汚い日本語は目にしたくないもんで……。

    えー、このお知らせはあくまでも普通に! 灯乃を「お気に入り」してくれている方々だけにお伝えしたいので、それ以外の方はここで引き返して下さい。




























    大丈夫ですね?
    アナタは灯乃の作品を楽しんで下さっていた方ですね?
    それ以外の方はバックプリーズと、私はきちんと書きましたからね?
    無関係な他人をフルボッコにリンチして喜ぶサ○ィストのくせに、気に入らない相手にわざわざ絡みたがる△ゾヒスト臭の漂う粘着はこっちくんなって日本語、読めてますね?



    ……しつこくてすみません。どうにもまだ若干トラウマが。大分記憶は薄れてきているのですが……のーみその劣化も、ときには素敵なものですね。

    それでは改めまして、このたびとっても嬉しいことがありましたのでご報告させていただきます。

    私が以前こちらで執筆活動をしていた間、お月様の方に掲載していた作品が書籍化となりました。

    いやー、炎上騒ぎでなろうから撤退したのが一月、現在お世話になっているサイト様で書籍化のお話をいただいたのが二月です。ご連絡のメールをいただいたときは、「……どんだけ捨てる神あれば拾う神あり?」と素で呟いてしまいましたよ(笑)。

    拾っていただいたのは、お月様掲載時には「月を抱いた」というタイトルで、2011年7月に完結していた作品です。

    お月様な作品のことですので、ここで書籍名をお知らせすることはできませんが、なろうから逃げ出しても書籍化というモノカキの夢が叶うことはありますよー、世の中そう捨てたモンじゃないみたいですよー、ということを身をもって証明した次第です☆

    もしこの活動報告をご覧になっている方の中に、私のようになろうでの炎上・粘着に負けてしまった作者の方がいらっしゃいましたら、この前例が執筆活動を再開するきっかけの欠片にでもなれば幸いです。

    ホントにね……他人の感想欄やコメント欄で暴れるようなお坊ちゃまは、一度同じような目に遭ってみればいいと思うんだ……。そうすれば、赤の他人の悪意に満ちたえげつない言葉がどんだけ心を汚染するものか、嫌ってほど分かるからさ……。

    でも正直、ネット用語や若者言葉? で頑張って中傷されても、おばちゃん意味が分からなかったんだ……。そういや、超絶上から目線の罵詈雑言の中に誤字があると、妙な笑いが……。

    ………。

    ふっ、つまらぬモノを釣ってしまった。

    まあいずれはあの経験も、小説のネタにしてやろうと思います。転んでもただでは起きないのがモノカキというもんです。ふふ。



    ええと、しょーもない黒歴史及び愚痴についてはここまでにしまして、書籍化作業についてにょろっと語ってみましょうか。

    プロの編集様って、本当に凄いです。文章に対するツッコミスキル、ハンパないです(←超褒めてます)。

    書籍化するということは、シロウトの書いたネットでタダで読むことができた作品を、「商品」に仕上げるということです。

    だから当然といえば当然のお話なのですが、冗談抜きに全ページに改稿・修正指示が入りましたよ……orz。

    カラフルな添削(指示種別に三色)でびっしりになった原稿データを最初に開いたときには、本当にこれ全部に対応できんのか? と思わず遠くを見てしまいました。ハイ、そのときの予感通り、初稿締め切りまでの間はそりゃもう寝不足になりましたとも。

    ですがお陰様でかなり文章が読みやすくなりましたし、自分では気づけなかったストーリーの穴も埋めることができました。びっくりするほど沢山の的確な助言を踏まえ、新しいエピソードをいくつか追加したこともあって、ひとつの「物語」として格段に完成度が上がったと思います(最初のレベルが低すぎたんじゃねーのというツッコミは、しない方向でお願いします)。

    そして何より、表紙イラストが美麗なのデスよー!

    ええ、図太い系ヒロインのユフィがあんまり色っぽいのはイヤで胸元を隠してもらった分、お色気担当として「男のひとの鎖骨萌えって私だけですか」とジークの襟元をはだけさせたのは私ですがなにか。
    PC画面いっぱいにイラストデータを広げながら、「この素敵イラストの全貌を堪能できるのは、作者の特権だぜッ」と不気味にニヨニヨしているのは私ですがなにか。

    ……失礼しました。現在、スキルアップのために資格試験の勉強中なもんで、ストレスがちょっと。
    ええと、イラストレーター様のお仕事の速さには、とにかくびっくりです。あんな美麗なカラーイラストを、よくあんな短期間で仕上げられるなあと……もしかしたら、魔法使いなのかもしれないな。

    表紙の構図やどのキャラを描くかなども、全部編集様方とイラストレーター様におまかせだったので、ラフ絵データをいただくたび萌え転がっておりました。この本に関わった人間の中で、自分だけがシロウトなのだなとしみじみ感じた瞬間でございました。

    表紙と帯のデザインも、プロのデザイナーさんってマジハンパねえ……ッ! と唸りたくなるほど素敵な仕上がりとなっております。販促用のPOPもとっても可愛いです。なんだか今回の書籍化で、一生分の幸運を使い切ってしまったような気がします……。

    お値段は税込みで1260円とちょっとお高めなのですが、書店で表紙を眺めるだけならタダですので、是非一度ナマでご覧になっていただきたく思います。あ、中身はお月様なので、良い子のみんなは立ち読みしちゃ駄目ですよ?

    発売日は明日なのですが、東京の書店では二十五日にゲットできたと読者様からご報告があって、本当にありがたくもうらやましいです。北海道は、発売日から一日二日遅れが基本なもので……。

    とはいえ、私は著者献本を二十日にいただいていたのですけど(笑)。いやー……本です。感動。見ているだけで幸せです。

    それにしても、こうして文章の勉強させていただくと、今まで公開していた作品を丸ごと書き直したくなって仕方がないです。

    他にも色々としたいことはあるのですが……連載中のアレとかコレの続きとか(切実)、もややんと構想のできあがっている新作とか(なのにこちらに浮気中)。

    勉強のストレス解消にぼーっとキーワードを思い浮かべて遊んでいたら、何故か「性転換」、「女王」、「人類の敵」、「二重人格」、「逃避行」というなんとも中二くさい単語を組み合わせた物語がね……わーっと構築されてしまいましてね……。

    もちろん、美少年・美少女・溺愛は灯乃の作品には標準装備です。シリアス方面に進んでいたはずなのに、主人公のナナメな思考回路でシリアスになりきれないのも相変わらずです。ついでに、今までで一番流血シーンが多かったりします。要は、ガチで命がけの恋ってやつです。ヒロインが元男だから、命がけなのに微妙です。びば中二。

    ただ、転居先はオトナ女子向けのサイト様なもんで……うーん、どう考えてもなろう向けだな、こりゃ。

    けどまあ折角書き始めたんですし、たとえ需要度が低かろうと、自分の書いた物語を少しでも楽しんでいただきたいのがモノカキという因果なイキモノです。もうちょい書いてラストまでのめどがついたら、いずれ公開――できるといいな。どこかに一日を四十八時間にしてくれる青狸、落ちてないかな……。

    ちなみに連載中のふたつに関しては、プロットなんて立派なものを作ったことがないものですから、今後どうなるかは作者にもナゾです(キリッ)。いえ、おおまかなビジョンはあるのですよ? ハッピーエンドという立派なビジョンが。

    昔お月様で公開していたキャンパスBL小説も再投稿したいんですが、あちらでは微妙にNGっぽいしどうしようかなー……って、勉強しろよ自分(爆)。

    現実逃避はほどほどにしないとね……。リアル大事。ご飯食べないと死んじゃう、人間だもの。

    それはそれとして(←オイ)、ちょっと悩んでしまっているのが著者献本です。いえ、タダでいただけるのはありがたいばかりなのですけれど、自分の作品、しかもがっつりらぶなシーンありのブツを家族に見せる勇気は……ッ。

    転居先のサイト様ではらぶなシーン抜きで公開していたのを、書籍化に当たって戻したんです……書籍化ヤッホーなテンションって怖いな。別にページ数稼ぎとかじゃないですよ。ただちょっと、改稿作業が一気に恥ずかしくなっただけですよ。

    その辺を「うはは」と笑い飛ばしてくれそうな友人らに押しつけてもまだまだ余るのですが、世の中の書籍化作家の方々ってどうしてんですかねコレ。……とりあえず、日焼けしないように大事に保管しようと思います。



    えー、こんなぐだぐだの独り言にここまでおつき合い下さいまして、ありがとうございました。

    私はなろうから逃げ出してしまいましたが、今まで私の作品を育てて下さったのは紛れもなく、こちらできちんとマナーを守った感想やコメント、励ましのメッセージを下さった皆様です。

    この場を借りて、改めて心からお礼申し上げます。

    どうかお元気で。

    それでは、失礼いたします。

                         灯乃
  • 2013年 05月27日 (月) 18時59分
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