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花火客向けに津波避難体制/三沢市、9月の港まつりから実施
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三沢市は9月1日に三沢漁港で開催する本年度の「みさわ港まつり」から、今年3月に作成した新たな津波避難計画に基づく花火の見物客向けの避難誘導体制を実施する。21日開いた同まつり協賛会の総会後、市水産振興課の担当者が明らかにした。
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東日本大震災で三沢漁港は高さ7メートル余りの津波が押し寄せ、2人が犠牲になった。一方、花火大会をメーンにした同まつりは昨夏に約6万人を集めた人気イベントで、津波が襲来した場合に甚大な被害が出る可能性があり、市が避難対策をまとめた。
市の津波避難計画によると、漁港地区から高台への避難は3ルートのみ。最長約700メートルの距離があり、5万人の来場者が徒歩で避難を完了するには1時間近くかかる見込み。避難誘導の基本的な考え方として、市は(1)スピーカーなどによる迅速な避難呼び掛け(2)避難経路への誘導看板設置(3)イベントスタッフへの事前指導−などを挙げている。
総会で、協賛会会長を務める種市一正市長は「復興支援への感謝を忘れず、海に親しみ楽しんでもらえる祭りにしたい」と参加団体代表らに呼び掛けた。
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