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むつの廃棄物施設で汚染水漏えい
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汚染水が漏れたポンプ付近=21日午前、むつ市のアックス・グリーン内 |
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下北地域広域行政事務組合は21日、下北地域一般廃棄物等処理施設「アックス・グリーン」(むつ市奥内今泉)で19日に汚染水が漏えいし、一部が施設に隣接する今泉川に流出した可能性があると発表した。
排水処理施設内のポンプから漏えいしたのは、カーボンスラッジ濃縮槽の原液。同組合は約1立方メートルが漏れたと推定している。廃棄物処理の過程で生じ、人の健康の保護に関する環境基準を約20倍上回る鉛を含んでいるという。
同組合は、下流域への流出防止策として、土のうの積み上げやオイルフェンスの設置などを行う一方、水質検査機関に検査を依頼している。
同組合によると、19日午後11時半、施設を管理運営する業者職員がポンプからの漏えいを発見した。2時間前の巡視では異常は見当たらなかったという。
ポンプを分解、調査したところ、内部のゴム製の部品がすり減って亀裂が生じ、さらに外側の金属製のケースに直径約5ミリの穴が開いていた。
同組合は20日、原液漏えいを県や地元町内会などに連絡していた。報道機関への発表が21日にずれ込んだ理由について、同組合の笹谷光久総務課長は「原因を究明し情報を整理するため時間を要した。対応が遅かったとは考えていない」と取材に答えた。
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