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奥入瀬渓流で「コケ散策」
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鮎川会長(左)らスタッフの説明を受けながらコケなど観察した参加者 |
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奥入瀬渓流の隠れた魅力を発見し、新たな観光スタイルの提供を目指す「奥入瀬自然観光資源研究会」(会長 鮎川恵理・八戸工業大学講師)は26日、十和田市焼山の観光交流施設・奥入瀬渓流館近くの渓流で「コケ散歩(観察会)」を行った。参加した親子連れたちは、森や渓流を支えるコケ類の小さな自然の世界を楽しんでいた。
観察会は、コケ類などの小さな自然に目を向け、ゆっくりと奥入瀬渓流の魅力を楽しもうという取り組み。初心者を対象にしたもので、親子グループと一般グループ合わせて約50人が参加した。
参加者は、スタッフの案内で渓流近くに移動し、ルーペ(拡大鏡)を使って石垣や地面を覆うコケの姿を観察した。
参加者たちは、同じように見えるコケもよく見ると木の葉や鳥の羽のような形をしていたり、小さな自然の中で縄張り争いをしていることを知り、さらにじっくりとコケを見直していた。
八戸工業大学感性デザイン学科3年の佐々木若菜さんと田村直子さんは「コケにもいろいろな形があって楽しかった」「コケを拡大して見て新鮮な驚きがあった」と初めての観察会を楽しんでいた。
同会の鮎川会長は「これからも奥入瀬渓流のコケを見に来てもらえるようにアピールし、この地域の観光振興にもつなげたい」と話していた。同会は7月7日にも観察会を行う。
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