マレー半島のベタ生息地を捜してエスで走り続けて3年目、クリプトは1年です。 最近はビンタン島やリンガ島にも行きました。 行った先々で出会ったベタやクリプトの生息地の話をまとめたいです。 ホテルや食事の情報もいれます。
5/27/13
Aglaonema pictum
極最近C様より大変不快なメイルを頂きました。
ここで氏のメイルに対する私の考えを述べておきます。
氏によりますと、私のトリコロールは「ソニータイマー」のように僅か3ヶ月で溶けるそうです。
だからもう買わないそうです。
これはご本人の性格でもっと買い叩きたいのかも知れません、或いは単なる嫌がらせなの
か真意は不明です。
例えば人間は水しかない劣悪な環境では2週間しか生きられないそうです。
では3ヶ月生き延びたというトリコロールはどうでしょうか?
私は氏の劣悪な栽培環境でも3ヶ月も耐えたのだとしか思えません。
トリコロールには何の問題も無かったとしか考えられません。
私が現地で栽培しているトリコロールは茎を2cmに切り刻んでも殆どが新葉を出して成長し
て今では3000株に増えております。
来週からスマトラへ行きますので、その折にでも素晴らしい現状をお見せしたいと思います。
氏はご自分の栽培上の無知と不備を責任転嫁している子供のような方とお見受けしました。
情けない話ですが自己責任を認めない精神年齢なのでしょう。
最近多い典型的な日本人です。
トリコロールが入荷しだしてから数年が経ちました。
当時は皆さん溶かしていましたが、最近は栽培が上手くいっているようです。
まずパダンの個体、後アンダマンやニアス島の個体がきています。
これらの2産地の違いを知る限りではパダンは火山そのものから離れた自生地の個
体群です。
アンダマン島やニアス島には火山はありません。
実際にニアス島へ行って採集してきた人は自生地は北側の石灰岩の土壌とのでした。
もしも数ヶ所のトリコロールが育っているのならばそれらのトリコロールに限られた
適正な栽培環境が確立されたのでしょう。
私が手掛けている自生地の斜面の火山灰は多い所では数センチの厚さがあります。
ですから、私としては出来る限りここに火山灰や自生地の情報を載せたのです。
地球上の生物は全て環境に適応して棲息しています。
この事を忘れていませんか?
植物類は自分では移動できないので、他の選択余地など無いに等しいのです。
環境に適応出来ないという事は死ぬという事、即ち草に適切な環境を提供できない栽培者
はどんな素晴らしい愛する草であっても失う運命にあるのです。
人の草に責任転嫁するのは幼稚な子供がする事です。
もし、人の手によって無理やり他所に導入して育ててみたいのならばトリコロールが好む
栽培環境を整えるべきが先決と考えます。
各地に自生しているトリコロールもそれぞれ違った環境を好む可能性が大きいのです。
草の事は草に聞く!これが欠けているのではないでしょうか?
株の格言に「相場の事は相場に聞け」というのがあります。
私は若い頃株やら為替やら果てはデリバティブにも手を出して、とうとう最後まで「相場」と
会話が出来ずに家数軒分のお金を吹き飛ばしました。
しかし、皆が全員損する世界ではないのです。
相場と会話できる術を身に付けた人は普段の人の10000年分以上の収入を得るのです
から、、、。
あれから20年経ちました、今はオジンになって情けない草ムシリ専門です。
もうこれしか出来ないのですから現状での努力は絶対に怠りません。
毎回自生地に向かう時には「草や自生地との会話」を最優先しています。
その都度全く失敗や手ぶら帰国がない結果はこのブログの読者皆さんが納得され
るでしょう。
若い頃、「相場」と会話できず何も聞けなかった、、今では自分ばかりを信じるあまり「相場」
に飲み込まれたと確信しています。
相場という「草」の話を聞く能力がなかった自己責任、しかし草の話を、希望を、性格を、聞く
耳を持たない愚かな栽培者はその責任を他人に押し付けるのです。
Cさん決して草のせいではありません、問題はご自分の中にある筈です。
タルムード聖典には「愚者は自分の経験と知識で行動する、賢者は何時でも自分
がしている事を理解している」とあります。
何時でもあの(相場)の経験を無駄にしてはいけないと思い草や彼らの自生環境との会話を
心掛けています。
自己責任の世界、それは大人の世界です。
こんな事書いたらカウンターが上がるんでしょうねー。